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2015/02/10

2015愛媛マラソンにでてきた

立岩川を上がって中間地点を過ぎて右折したあたりで、なにか小石のようなものが顔に当たったと思ったのだった。それがヒョウないしはアラレだというのはなにか白いものがやたら降っていたのですぐにわかった。雹ないしは霰だというのはすぐにわかった。2回書くのは動物と間違えるといけないので。ドクタースランプと間違えるといけないので。そしてその後の下りに差し掛かったところ、満を持して強い風とみぞれ混じりの雨がやってきた。顔が痛いほど吹き付けてきた。すかさず迷惑にならないよう歩道に横っ飛びで退避して、風にあおられて苦戦しながらビニールを被る。ほんの30分ほど前に陽が照ってきたときにはゴミ箱に捨てようか迷ったビニールポンチョだ。騙されずに腰に挟んでおいてよかった。ビニールポンチョ様さまだ。

コースに戻ってスタートを切ると「大変じゃの」「がんばれ」とその一部始終を見守ってくれてたおじちゃんおばちゃんがおれの出発に声を掛けてくれる。おれはともかく御2人は雨でずぶぬれだよ。2人に会釈し走り出すと、前方にはなんかオレンジのスタッフジャンパーを着た高校生がやたらぴょんぴょんジャンプして「がんばってください!」と絶叫している。そうとう寒かったんだと思う。なんかうれしくなってきて半笑いで隣を見ると並走する走者も半笑いでがんばってる。雨はここから30分くらい続いただろうか、あんまペースは落ちなかったのはさすがだ。2013年雪の長野マラソンの経験者は違うと思った。

そしてさすがなのはそこまでだった。ペースが落ちたのはその後すぐ。まず体が冷えすぎてトイレタイム。それから雨が止んで左折して国道に戻ったら激しく向かい風。冷えて固まった脚もここにきて動かなくなってきて、咳も出てきた。

今回は病み上がりということでかなり弱気の4時間に目標を設定していた。それが抑えに抑えたにもかかわらず前半で7分のできちゃった貯金。おかしいなあと思っていた。それが27キロくらいからみるみるなくなっていく。それでも32キロ地点で手元の時計が2時間55分。いくらなんでも残り10キロ60分は余裕だろうと思って楽観。それがまさか65分かかるとは誰が想像しただろう。しかも計算が間違っていたとは誰が想像しただろう。

結局40キロすぎでなんか賑やかな集団に追い越されたなあと思って、それがまさか4時間ペーサーと愉快な仲間だったと気付くまでにはしばらく計算時間が必要だった。スタートのロスタイムとラストの0.195kmの分を忘れていた計算ミスに気付いたのはその時だった。


愉快な軍団から離されてやけにスペースの空いた独走状態で入ったゴールは結局4時間25秒。なんなのかこの25秒。ネットタイムでは4時間を切ったとはいえ、この25秒がいかんともしがたく俺をしょんぼりとさせる。


昨年は雪で松山にたどり着くまでが一苦労だった愛媛マラソン、今年はJALの始発便をとってみたら10時にはもうすんなり松山に着地しており、「愛媛マラソンに参加される人が無事にゴールできることを祈っている」という意味の機内アナウンスもあり、非常に快適だった。

しかしそのまま前日受付の南海放送に直行してみて、受付開始まで1時間以上あることに気付いた。早く着きすぎてしまった。旅なれた人なら事前に下調べをして有意義な時間を過ごせるのだろうが、自分の本日の予定は「前日受付」のみだ。なにもすることが無い。松山城に登りたいが荷物が邪魔だ。しょうがないので公園をぶらぶらしたり松山城を眺めたりして受付時間を待った。
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受付開始の12時ちょうどに受付会場に行くとかなりの行列になっていたが、列はすぐに進んであっという間に受付できた。ゼッケンを手渡してくれたおばちゃんが、一瞬の間を挟んでにやりとしてから「がんばって、くださいね」と言ったので自分も一瞬の間を作り眉間にしわを寄せ「がんばり、ます」と言ってから笑った。

受付をしてしまうと、あとはまったくすることが無くなった。ホテルのチェックインの時間まで3時間ある。とりあえず会場で鬼北町のキジうどんを食い、荷物をゴロゴロ転がして中古レコード屋をのぞいたり県庁のみかんの生っている木を見たりして歩き回った。ロープウエイ通りを往復し、大街道を往復し、牛丼屋で牛丼を食った。結局3時間も歩き回って疲労したので、ホテルに入って横になったら夜になっていたので、もっかい牛丼屋で牛丼を食って。地元のうまいものを食うのは明日。レース前日は慣れないものは食べないという作戦。いや普段はあまり牛丼を食う習慣の無い俺だった。持参したラジオで和田ラヂヲの聴くラヂヲを聞いて就寝。


翌朝、4時半に自然起床。窓の外に消防車が来てなにかやっている。ボヤがあったようだ。外はまだ暗いが朝飯を食う。会社の人に勧められた切り餅7個だ。うかつにも慣れないものを食ってしまった。しかもまったくものたりない。

7時を過ぎたくらいからやっと外は明るくなってきた。船橋の家に比べて明るくなるのがだいぶ遅い。ウエアにゼッケンをつけて、かっこつけてお腹と四十肩にワセリンを塗って(雨対策)、寒くなりそうなんでロングタイツを選んで履いた。

内股のところが破れているのに気付いたのは出発直前に朝青龍のイメージで四股を踏んでみたときだった。でかく破れて内股が露出している。こんな部分で仮装をするつもりは毛頭なく、あまりの自由闊達さに失格の恐れすら考えられるので、たまたま持参していた短パンに急遽履き替えた。CW-Xのロングタイツ、まだ10回くらいしか履いてないので少々ショック。


スタートブロックに並んで風が吹いて結構寒い。インフルあがりなので一応マスクをしていたが、これ正解。これで寒さが大分違う。スタートして坊ちゃん列車の汽笛を右に見て、宿泊してるホテルの前を通過。ペースをいつもよりキロ30秒遅く設定してるので、気分が相当にラクそれだけでかなり楽しい。楽しいので油断してるとペースが上がる。昨年苦しくなり始めた16キロのあたり、「マイペースマイペース。ゆっくり走れ」と応援してくれたじいちゃんのアドヴァイスを自分は真摯に受け止めるべきだった。

後半の失速は荒天のせいではなく、結局いまの体調に対してオーバーペースだったのだな。昨年も結構な失速だったが今年は昨年なんてものではない過去5回で最も遅いラスト10キロだった。緩いアップダウンが続くコースというのも自分のような効率だけで走る、脚力に難のある人間には厳しかった。最近ではフルの後でもそれほど脚にダメージを感じなくなっている自分でも、今回はゴール後に屈んで靴ひもを解くのに難儀した。

でも今年はゴールで自分の名前を読み上げてくれるのが聞こえた。荷物受け渡しのスムーズさも去年同様で、高校生のなんか普通に「寒い中おつかれさまでした」と言ってくれるそのことばに感激し、お接待コーナーで、いもたき、PASCOのパン、JALのコンソメスープ、JAのおにぎりをいただき、なにしろいもたきとおにぎりの組み合わせが秀逸で申し訳ないことに2杯づつ頂いた。あと、去年はぱっとしないと思っていたみきゃんが今年はかなりいい感じだった。
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そんなわけで、愛媛マラソンはほんとに良い大会だと改めて思った一方、いくら良い大会でも自分のタイムが悪いと楽しさは半減するなあと思ったので、もっと走ろうと思った。


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コメント

お疲れ様でした。遠くからお越し頂きありがとうございました。


まさかの「横なぐりの霰」に絶句。

「愛媛って暖かいと思ってました」と言われ絶句。

愛媛マラソンに悪い印象を持たれた方も少なからずいらっしゃったかな(泣)

もう、ハプニングありきになった感じがします。来年は何が起こるのか…

確かめたいと思ったらまた来てくださいね~待っとるけんね。

投稿: | 2015/02/15 23:09

ありがとうございます。
荒天は今となってみれば楽しい思い出、もう一度浴びてみたいくらい。
来年もできることなら走りたいなと思ってます。
1年に1度は松山に行きたい。

投稿: nbb | 2015/02/16 20:50

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