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2018/04/16

2018長野マラソン

記念すべき第20回の長野マラソン。2009年にこの大会を走って見たくて走り始めた自分も東日本大地震と長野県北部地震で中止になった2011年も含めて今回で10回目の参加ということでとうとうシルバーゼッケン。気が引き締まる思いで大目標3時間30分、中目標35分、最低ライン自己新を期して臨んだ。


前日。今回はじめて参加する会社の同僚を乗せて9時頃クルマで出発。ビッグハットで受付を済ませ、会社のブースを他人の振りで通り過ぎ、20回記念のせいかいつもよりすこーし華やかなExpo会場でスタート前に摂る赤のアミノバイタルと脚が攣らないためのお守りとしてメイタンの2Runを調達し、長野マラソン神社で自分の名前を確認し、NHKのブースで誘われるまま腕に付けた加速度センサを振っての神門アナウンサーの実況付き腕振りバーチャル100メートル走みたいなのに参加し、アミノバイタルのステージで千葉真子さんが「最新の天気予報では明日の雨のマークが消えました」という情報を聴いて会場を離れ、同僚に善光寺などを精一杯案内した後解散、6時頃実家に到着し、明日の準備。

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桜が終わり紅色のハナミズキが咲くビックハット。

翌朝4時半起床。なんだか気温が上がったのか暑くて夜中に目が覚めあまり良く眠れず。ウェザーニュースの予報と昨日の千葉発言を真に受け、傘も持たずスタート前に被るビニルも持たず雨をまったく考慮しない体制で家を飛び出す。..ちょっと降ってるな。


飯山線で北長野駅に到着、ここから民家の庭先に咲くハナモモを見ながらスタートの東和田運動公園まで歩くのが好きだ。おのおの好き勝手な経路からだんだんスタート地点の大通りに合流していく感じがワクワクする。そしてアンダーワールドのボーンスリッピーがワクワク感に拍車をかけるはずだが、あれ、掛からない。今年はなんか全体的に選曲が変わったな。


小雨の中、体育館には入らず階段の辺で上っ張りを脱げばもう走れる恰好。荷物を預け、スタートブロックに入る。スタートを待つ間も小雨。被るビニルを持ってこなかった自分は濡れるがままだがもうそんなことは知ったことか。それより「競技通告ブロック閉鎖時間 係員は...」みたいな放送が刻々と流れて、自分のようなレベルの走者でも、さあこれからレースが始まるぞといった選手気分を味わわせてくれる長野マラソン。今日はむしろ暑さに対する致命的な弱さを持っている自分にとっては3年ぶりのチャンス、と気分高まり号砲聞く。

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小雨のスタート前


スタート線を越えたところでガーミン時計のボタンをオン。作戦は、善光寺さんの大門までは-10秒くらいにペースを抑え、大門からの中央通り下りの楽しさは本能に任せるままに堪能、10キロ地点で中目標キロ5分5秒を目安に調子よければ5分もありという感じ(ネットタイム計算)。結果25キロ時点で平均ペース4分58秒、大目標ペース。


何しろこの小雨で涼しい天候がありがたい。しかも真島のホワイトリングを過ぎてからの堤防区間はいい感じの追い風。脚もまだ全然残っていてペースを調整しているくらいだ。今日記録を出さないでどうする、と気合を入れつつ更埴橋を渡る。そういえば前回自己新を出した2015年もこの橋を渡りながらそう思ったなと思いつつ反対側の堤防に右カーブしたとき右の腿に違和感。そういえば2015年もここで最初の痙攣の兆しがあったんだった。


気温はむしろスタートより下がってきてるくらいで、これも2015年と同じだ。その2015年に本格的に腿が攣ったのは30キロ手前の堤防を降りる下り。やばい。やっぱり攣り始めた。高速道路をくぐって30キロ過ぎ、国道沿いの2つのアップダウンは登りはむしろ調子良く下りが内転筋に響く。再び高速をくぐって堤防に戻り消防団の応援を聴いて左折した32キロの給水所、ここで予定より早く黒のメイタンを背中から取り出しマウスにイン。おかやま、愛媛の成功を踏まえカフェインの効き目を良くするため1週間のカフェイン断ちをしてきた俺だ。メイタンの効き目は期待通りでここまでの4キロの平均が5分20秒近くまで落ちたペースがメイタン後の3キロ目標の5分5秒に回復。岩野橋を渡り35キロ地点。


今まで追い風だったのでここからは向かい風。望むところ。今日は風に強いことで有名なベルギーの自転車チームクイックステップのジャージで臨んでいる俺だ。波のように寄せては返す両腿の攣りをボーネンの顔で誤魔化す。


その後、メイタンの効き目は37キロで切れ、代わりに雨に濡れながら声援を送ってくれる沿道の応援に励まされるたび、沿道の応援1mm軽くなり、という前半の確か12キロ地点くらいに掲示されていた川柳を実感し、ゴール地点のスタジアムに入る手前ブラスバンドの演奏で、高専時代の恩師が指揮を執っている姿が目に入り感激のあまり立ち止まって駆け寄りたい衝動をこらえながらゲートをくぐり人工芝を半周してゴール。3:38:09(3:35:55)3年ぶりの自己新。


35分切りには少し及ばず(ガーミン時計の平均ペースばかり見ていて、GPSの誤差を計算する頭が無かった)残念ではあったが、これがいまの実力だと思う。1月~3月の走行距離は482km。距離こそ去年一昨年とほぼ同じだが、質的には散歩のような走りが多く、直前の練習でも調子が今一つ上がっていなかったが、気象条件のおかげで去年や一昨年よりもいい結果が出た。とはいえうれしい。自己新のうれしさはやっぱり格別。

今回初めて参加した同僚、長野マラソンの感想は「エイドを地元の特産を出すなどして充実してほしい」というものだった。同僚はいわゆる旅ランの人なのでそういう感想も当然。でも、自分にとっての長野マラソンの魅力はいっちょ前に選手気どりで走りに集中できるところなのであまり必要を感じないというか、むしろ今のストイックなエイドの方が気が散らなくて好ましいというか、むしろその費用があるなら35キロ地点に黒のメイタンを置いてほしいというか(半マジ)。実際、昨年から30キロでアミノバイタルを配る(ことを許可:たぶん公式エイドではないと思う)という方向に強化していて、特産のエイドという意見は一定数あるのだろうが、あえてそっちに行かないのが、ランナーのベストへの必然性に基準を置く(と自分が感じる)長野マラソンらしくて好きだし、実際助かる。観光志向の大会も魅力だけど(出るけど)、競技志向というのも一つの魅力なのでそういう大会はそういうコンセプトのままがいいなあ、なんて思ったりして。とはいえ、あまり大会をリピートしないその同僚、長野は来年も出ると言っているのでちょびっとうれしい。

今年も実家でもう一泊。やたら飯がうまい。そのうまい米、ゴゴミやとうたち菜といった山菜などお土産をたくさんもらって、昨日と変わって気持ちよく晴れたまだ風の冷たい春の信州をリーブ。



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「うさぎ追いしかの山」方面からふりさけ見れば、昨日は雲隠れだった飯綱山。


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