« 2019年10月 | トップページ | 2020年1月 »

2019年11月

2019/11/25

つくばマラソン(2019)


2回目のつくばマラソンは風雲たけし城みたいでおもしろかった。雨と泥んこがひ弱な温室ランナーのメンタルを削る。俺のような。記録に関しては秋のハーフが好調で自己新を出せたので、もしやつくばでも自己新が出るのではと思っていたら、本当に出た。驚いた。ひ弱なのに。

雨の予報。会場である多目的グランドは土のグランドなので水溜りや泥がひどくなることは予想できた。また過去大会のブログなど少し調べてみても前日が雨だった2016年の状況など参考になった。

走れるように最高のコースを用意してもらうんだから自分のことは当然自分でする。お客じゃないんだから、という当たり前のことを思い出させてくれるのがつくばマラソン。観光オリエンテッドなマラソン大会が過保護さを競う一方で、硬派な大会に属するつくばは参加者の自主性を重視してるところが結構好きだ。使うべきところに使い省けるところは省いて参加費やボランティアの負担を増やさないことは大切だと思う。

ということで対策はしてきた。具体的には「荷物の少量化」、更衣室が使えないと想定して「着替えない」、そして大事なのは泥にシューズが浸かる「心の準備」だ。

結果として心の準備はしないよりはましだったがまだ新しいシューズが泥に沈んでいく様はなかなかショッキングなものだった。一方、会場では臨時のシューズカバーとしてレジ袋のようなものを足に装着している人がいて、心の準備よりもはるかに効果的なようだった。来年の参考にしたい。というか来年は晴れていただきたい。


レースはウェーブスタート(持ちタイムよりも10分控えめに申請した謙虚なEブロック・第三の波)の利でスタートのロスほとんどなし。ただ水溜りの影響で進路変更が多くて思ったほどペースが上がらずスタート待ちの雨冷えもあってか1キロも走らずすでに脚の筋肉が張っている。こりゃだめだとこの時点で思う。そしたら俄かに頭の中、U2の"Staring at the Sun"が自然と流れ出す脳みそが歌い出す。

アルバム「POP」収録の、自分の内面を見るのが怖いから太陽を見つめて目を潰す、と歌うとりわけ深刻な歌だ。いかん。なぜよりによってこの曲を選ぶのか脳みそ。自分のゴールタイムを見るのが怖いのか脳みそ。しかし今日は太陽は出ていない。ただちに脳に再生のストップを申告し、深刻さを打ち消す意味で、代わりにストーンズの「シンパシー・フォー・ザ・デビル=悪魔を憐れむ歌」を歌い出す。自分の中では調子の出る曲として知られる曲だ。歌うのはもちろん頭の中でだ。

5キロを過ぎて跨道橋を超え大通りに出た辺りでようやく体が楽になってきた。「悪魔を憐れむ歌」の威力は絶大、歌い続けた成果だ。この曲は永遠にリピートできる構成なのが便利。いざというときは「フッフー」というバックコーラスを歌えば力が湧く。このあたりから5分前スタートの第二の波から遅れた集団に追いついて渋滞は悪化したわけだが「プリーズ・トゥー・ミーチュー ホープ・ユー・ゲス・マイ・ネーム オー・イエー」と歌いながら機嫌よくかわして余裕で進む。

この秋にハーフマラソンを4本走ったが、ハーフを超える距離は4月の長野マラソン以降一度も走れていない。中間地点を過ぎるとそんな思い出さなくてもよいことを思い出す。頭の中にまたU2が流れ出す。脚も重くなってきた気がする。いかん。と思い、黒のメイタン(カフェイン入り)を舐め、ストーンズを歌って持ち直す繰り返し。

今回、人の真似をしてメイタンジェルはタレビンに入れて携帯した。ちびちび飲めるのが非常に便利だった。そして黒のメイタンの気付け薬としての効果も相変わらず絶大で、ひと舐めでだいたい2キロは行ける。一方、これは気のせいだといいのだが、カフェインには便意を誘導するという一面、今回そちらの効果も初めて実感する場面があった。ほんの数分無視して治まった程度の弱いものだったので影響はなかったし、雨と風でおなかが冷えていたことも一因だと思うが、メイタンに頼りすぎてはいけないという今後の教訓だ。

雨は朝の1時間予報のスタートの頃にやむという見積もりより少し長引き30キロ過ぎまで降っていた気がするが、気温も16℃くらいとやや高めだったので、体感的にはちょうど良いくらい。37キロを過ぎ、序盤に越えた跨道橋に戻ってくるといよいよ帰ってきたという気持ちになって集中力が増す。このコースの好きなところ。

30キロを過ぎる辺りからペースを維持するのにだいぶ苦労していたが、この跨道橋の上りは平気で一気に加速しごぼう抜き。再び平坦になるとペースが上げられない。心拍数も呼吸も大きな筋肉もまだ余裕があるが、小さい深部筋とか関節に痛みがあってフォームを保てない。この辺が長い距離を練習してなかった影響か。再びU2が掛かりそうになるがグッと抑えて、ようやく自己新が確信できるところまで来たので、脚が攣らないように今のペースを保つことに集中。

そしてゴール。それまでのベスト2018年の長野を1分半くらい更新して初めて3時間35分切り(中途半端)。

あとで家に帰って2018年の長野と比較すると、36キロまでほぼ同タイム(長野が8秒早い)で37-38kmの平均心拍数はつくばが161bpmに対し長野が141bpm、だいぶ長野の方が余裕。一方、長野ではこのあと37キロで脚が攣り(当時癖がついていた)失速。つくばでは攣らなかったのでなんとか更新できた。脚が攣らなかったというまぐれで長野を上回ったのだなあ。でもうれしい。ありがとうございました。

 

Ws002551

おニューのアディゼロボストン3(青)でゴールの競技場に入るフラット着地の筆者(右端)。

| | コメント (4)

2019/11/11

成田POPランに出てきた(2019)

2016年、2018年に続いて3回目の参加。
ちょっと散歩にくらいの軽さでふらりと北総線に乗り込み数駅で成田湯川駅。マラソン会場の中台運動公園まではバスも出てるが発車までの十数分を待つのが嫌なので、今年もまあ歩く。3キロ余り。気温10度以下で秋晴れ。毎回天気がいいので歩いてて気持ちが良い。

運動公園に着いてまず受付でゼッケンを受け取り、参加賞を受け取る。参加賞は毎年工夫して違ったものを呉れる。2016年はトートバッグ、去年はタオル。今年は簡便式のナップザック。いずれもうなりの絵が入っているのがポイントではっきり言って気に入っている。

併設の体育館が控室になっていて男女の更衣室が使える。とりあえずジャージを脱げば走る恰好なので着たままのウエアにゼッケンを安全ピンで留めて(配布されるゼッケンはゼッケンホルダ用の穴が空いていない)、脱いだものをリュックに入れて荷物預けに持ってい行く。荷物預けは必要な人だけ荷札にゼッケン番号を書き荷物に括り付けて係の人に渡す式。

スタート・ゴールの陸上競技場では開会式が始まっていて、うなりが愛想を振りまいている。大人気だ。スタート30分前にトイレに並ぶ。トイレには番号の紙が貼られていて「5番どうぞ」「14番空いてます」といった風に優秀な係員が誘導してくれるの秀逸なシステム。

そして競技場内ではスタート前の給水も用意されていて、ポカリスエット一杯と水一杯を貰って飲んだ。たっぷりと注いでくれたので若干お腹がカポカポしたがもらった物は全部飲み干すのがおれのスタイルだ。今日の強い日差しが予想される中、きっとこの水が脱水症状からおれを救ってくれるだろう。

トラックではスタートの数分前まで解放されていて、ウォームアップの人、応援に来た人、楽しくてしょうがないという風な子供、めいめいがそれぞれ好きに走っていおり、記憶が定かではないがスタート5分前くらいにようやく招集がかかってみんな目標タイムが掛かれた看板に従い整列するというすがすがしさ。コンパクトな大会ならではの小回りが利いた運営が快適でトイレや時間で慌てることがまったくない。

コースは序盤が下り基調のアップダウン、中盤が平坦でカーブの連続、終盤は上り基調のアップダウン。いわゆる序盤・中盤・終盤隙が無いね、というやつ。前回書いたとおりだ。コースは厳しいが秋晴れの下総台地の長閑な景色を眺めながら走るのはなかなか爽やか。ちなみに読み方は「しもうさだいち」だ。

1時間41分少々でゴールに到着。去年より一分以上早く到着できたので上等上等。スタート前の給水が功を奏したようだ。

成田POPランではうなりのヘルメットを被って走る一団がいて(下の写真)うらやましい。はっきり言ってかぶりたい。
Ws002186

待ち時間、気づけばペットショップボーイズの「サバービア」を口ずさんでいるサバーバンな成田湯川駅。透明壁のすぐ向こうを走るは北千葉道路。
Dsc_3668Dsc_3669Dsc_3670Dsc_3675Dsc_3676

| | コメント (0)

« 2019年10月 | トップページ | 2020年1月 »