カテゴリー「長野マラソン」の記事

2017/04/17

2017長野マラソン

朝はん軽ーく食べたあと、前日受付のビッグハットまでのクルマ移動。4時間の道中は、自作むすび2個、カステラ5切れ、メダリストを溶かした水500、ヨーグリーナ500、梅干し、を胃袋に詰め込みエナジーと水を貯える。受付を済ませEXPOへ。赤のアミノバイタルを手配するため直線的にアミノバイタルブースに向かうと、明日の25キロの補給所で赤のアミノバイタルを10000本配るというありがたいことを言っているので、2本買う予定のところスタート前に飲む赤1本だけを購入。長野マラソン神社で「お気持ち」リストに自分の名前があることを確認して、にやにやしながらEXPOを出る。明日の10キロ地点の桜が満開でうれしい。

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その後いつも通り実家に前泊し栄養をたらふく補充。フカフカの布団で翌朝4時に自然起床。からだのどこにも痛みが無い。朝飯軽ーく食べて、ジョグで北飯山駅へ。1.2kmの道のり、1年ぶりに履くアディゼロジャパンブースト2がやたら進む。飯山線でコーナーショップを聴きながら北長野到着。2番手で電車を降り、先頭で改札通過。


なんか去年もおんなじことを言ってた気がするが、今年の3週間前の30キロ走がやけに好調で、目標の3時間半のペース4分58秒に余ることキロ4分56秒で全然余裕だったことが唯一のよりどころ。今日の予想最高気温22℃というのが少しだけ心を曇らせるが、まあ予定通りキロ4分55秒で押していく算段。


やけにシューズが進むので調子に乗ってジョグで東和田の運動公園到着。


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参考:雪の2013年

いつもならアンダーワールドのボーンスリッピーが掛かっていて気分が盛り上がるところ今年はかかっていなくて悲しいなどという感想をツイッターに書いて、もうその辺の余裕のなさからしてダメだったと今にして思う。その後ちゃんとボンスリはかかったし、なんならドゥービーすらかかった。荷物をあずけたあとの10分でトイレに並んでみるもののスタートブロック入り3分前に間に合わないと判断してトイレ行列を離脱しスタート整列に。


今年はなんの間違いかと思うDブロック。ゼッケンも2000番台と若い。並んだところの5メートルほど先で、なにやら笑い声がおこっていて何事かと思っていると、その後の選手紹介で、NHKのランスマの企画で走る諏訪出身のお笑いの方だとのこと。人気な感じだった。この集団は追い越さねばと思った。


最初の5キロ。すでに暑いが、ブーストがやたら進む。予定通りキロ4分55秒。脚も呼吸も余裕だが、なぜかハートレーとが160を超えていてビビる。このペース、練習なら140くらいなのに。


善光寺さんを右手に大門の交差点を左折、長野マラソンで最高に気持ちのいい中央通りの下り。恒例の男声合唱団による「信濃の国」ポイントでは、昨年は「御岳・乗鞍・駒ヶ岳」の部分を聴きながら通過したが、今年は「四方にそびゆる山々は」を聴きながら通過。よし、昨年より速い。


10キロ地点。スタート前にクリアできなかった尿意がやっぱり気になるので、桜の木の下のトイレにイン。50秒のロス。


コースに戻ると、いきなり自分のブロックより後ろのEブロックのゼッケンばかりで焦る。加速して帳尻を合わせようとしたのがあとあと響いたような気もする。


犀川の堤防から落合橋で左折すると、飯綱、黒姫、妙高の北信五岳が正面にそびえて身震いする。エムウェーブで折り返すとこんだ四阿だ。「横手、四阿、飯網を 映して清き千曲川」という母校の校歌を朽津様ざるを得ない瞬間だ。恒例のYMCAポイントでも得体のしれないエネルギーを体に感じてまだなお脚は進む。


五輪大橋の登りで脚が止まった。というか心臓が止まるかと思ったので無念スピードを緩める。はっきりと目標達成は無理だと悟る。ここからキロ5分が切れなくなる。「結局暑さでまいっちまう」というスチャダラパーの曲が頭のなかでリピートする。


25キロの補給地点で赤のアミノバイタルをもらったあと右の内転筋が痙攣しもうジョグしかできない。30キロ松代のところでは初めて歩いた。なにしろ暑い。ここまですべての給水所で水は飲んでるが汗が止まっていてやばい感じ。30分で1リットルの発汗量を誇るおれだ。全然間に合っていないのかもしれない。3時間半の目標はとうに諦めているが、もはや自己ベストとか4時間とかも言ってられない。生きてゴールすることに方針を切り替え。歩くのもやむなし。


松代P.A.脇のふたこぶラクダの坂を越えて千曲川の堤防に出たころだろうか、31キロか32キロか33キロかもう記憶もあやしいがキロ表示を持って応援してくれてる女子高生二人組の「ガンバです↑」「ガンバです↓」と高音と低音を交代で繰り返す応援がおかしくておかしくて笑いが止まらなくて肩と腹筋が攣った。だいぶ頭がおかしくなっているようだが、これでちょっと元気がでて正気を取り戻した。


34キロ岩野橋の手前で黒のメイタンをイン。5分くらいでカフェインが効いたのかさらに頭がはっきりしてきて、それにつられるようになぜだか脚の痙攣まで収まってくる。脳みその仕業なのか。


36キロくらいでカフェインも切れてきたのかまた両足が痙攣。歩く。すると「歩いてる人を見るとつられて歩きたくなりますね」と話しかけられ、その人も私の前に出て歩き出す。大笑いするうち痙攣が治り、また走り出す。やっぱり脳みその仕業なのか。走り出したその先、スタートで近くにいた諏訪出身のお笑いの方がストップしている。がんばろう。いつか着く。自分のことは棚に上げて応援。


その後も、痙攣、歩き、復活、を繰り返しながら進むが、もうこのころは歩く方が内転筋の痙攣がひどくなり、走ってる方がましという状況で、キロ6分半くらいで死なない程度に走る。


39キロで堤防区間を終え、最後の直線区間に降りるところで正面に飯綱山。ここでようやく魔法の呪文を思い出す。2015年の長野マラソン川柳の一つ「記録より 走る喜び かみしめて」。そうだ、これだった忘れてた。遅ればせながらこの名句を思い出してからは脚が痙攣することもなく、楽しい気分もよみがえり、速度こそ上がらないものの歩くことなくゴール。やっぱり脳みそなのか。


タイムは目標に遠く及ばない3時間53分58秒。ほんとに落ち込むが、翌朝の信毎によれば順位は2100番。なんとかゼッケン番号よりは若い順位だったことに、ちょっとだけらくらくした。完走率は77.8%だったとのこと。


まあまずかったことははっきりしている。まず、長距離に慣れてない。そもそも月150キロしか走れてない。30キロ走が好調だったと言っても気候のいい日の話でしかない。暑さに弱い。サプリメントに頼りすぎ。呪文を忘れていた。


そんなことを考えて夕方実家の玄関から高社山を見ていると隣家の白猫が寄ってきたので一緒に小一時間うずくまって反省会。来年は今年よりもうちょっと力を付けて臨みたいなと思った。


翌朝、いい目覚め。実家の朝はん軽ーくいただき、コンビニで信毎を購入し、ソメイヨシノ、八重、コブシ、アンズ、レンギョウ、急な暖かさでいろんな花が一斉に咲き乱れる信州北信濃をリーブ。

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たんぽぽ


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2016/04/18

2016長野マラソン

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花桃。
北長野駅からスタート会場に向かう道

今年は今までで一番いい準備ができたので持ちタイム3時間39分(ネット)に対して3時間35分切りを狙ったがならず、自己新にも4分及ばないという結果。


スタート前に、熊本地震の被災者を思ってみんなで黙祷、右の手首には3つのリストバンド。一つ目は本大会チャリティエントリの赤、二つ目はフジロック被災地支援プロジェクトの白、三つめは癌に勝つ意志を示すLIVESTRONGの黄。雨がパラつき出した空は大荒れが予想される、号砲から2分9秒でスタートライン通過。


着ていたビニールはすぐに脱いだ。風と雨で気付かなかったが気温が結構高い。ペースは順調。最初の1キロこそ5分30秒かかったが2キロからは5分ちょうど付近で安定。今日の目標は3時間35分なのでペースは当初キロ5分5秒を考えていたが、5分ちょうどで楽に走れてるのでこれで良しとする。


というのも今日はエムウェームを過ぎてからの中盤から後半にかけては強い向かい風が予想されペースが落ちるのが確実だから。予報では西南からの風5~10m/s。まさにその西南方向にあるゴールに向かって走ることになる。まだ町中で風の影響の少ない前半に少し稼いでおかないと目標達成は難しい。


5キロ過ぎ。最初の給水を二つとる。すんなり飲めてほっとする。一昨日から胃腸の調子を崩していたのが不安材料だったがこれで安心した。善光寺への坂を上って大門からの下り坂は応援も多くて気持ちいいこともあり、飛ばしすぎないよう抑えるもののついペースが上がってしまう。6-7キロの区間4分33秒。自分にとっては速すぎる。


そして一旦ついてしまった勢い、抑えるのがなかなか難しく、スピードを下げようとするとフォームが崩れて逆に疲れてしまい、フォームを立て直すとスピードも自然に上がってしまう状態。今回のため新調したシューズ、アディゼロboost2のboostが掛かってるなと思った。ままよ。このペースの方が楽なのでこのまま行く。結局17キロ地点エムウェーブまで4分55秒前後で推移。


今回、事前の30キロ走で前半抑えて後半徐々に上げてキロ平均5分程度にまとめるペース配分が珍しく良くできたので、本当はペースのピークは30キロくらいの気持ちでいく計画だったが、結局危険な計画変更となった。いずれにしても30キロまでは「ギアを一枚残しておく」という気持ちを心がけたいところ。


17キロのエムウェーブを回って本格的に向かい風区間に入った。五輪大橋を渡り料金所を過ぎるとさらに雨風が強まりバシバシと前方から叩き付ける。この影響で集団は分裂。隊列はあちこちで中切れを起こし小集団化している。時より体があおられる程の風なので、前の集団へジャンプするには力を使う。力を使ってペース維持を取るか、今の集団でしばらく体力を温存する方をとるかの悩みどころ。というかさほど悩むこともなく前者を選択した。先々週のロンド・ファン・フランデレン、先週のパリ・ルーベを観てきたおれだ。風には慣れている。横風区間ではエシュロンを組もうと見知らぬ並走者に呼びかけたいくらいの気分だ。20-25キロの平均5分03秒。


しかし風はいいとして雨で濡れた靴下が気になり出した。今回、足に若干不安があったためサポート力がある「リガード」ソックスを履いてきたのだが、このリガードは生地が厚手のため水を吸う。水を吸って足とのフィット感が落ちたのか靴の中で足が動いてしまい、つま先がちょっと痛くなってきた。過去の経験としては2013年の雪の長野マラソンのときに履いた薄手のソックスは水溜りでも水はけが良くて快適だった。それがあったので、雨が予想された今回も水はけを選ぶか、サポート力を選ぶか迷ったのだが、今となってはまあ仕方ない。ネガティブな思考はシャットアウトだ。


29キロ付近。堤防を降りたところで斜め前から強まった雨風が容赦なく襲う。その雨風を少しでも避けようとして集団は自然と道端の塀沿い2列棒状になって進む。それを見て自分は、荒れた石畳を少しでも避けようと道端の平らなところを探して走るパリ・ルーベの一場面を連想し無理やり楽しい気分を演出。25-30キロ平均5分18秒。風の影響を考えるとまだ許容範囲。


30キロを通過。さあギアはまだ1枚残っているか?ふたこぶらくだの坂で試す。どうもあまり残っていない模様。ドーモ君の応援ポイントだが今日は雨なのでドーモさんはいないことは折り込み済みだが、脚が残っていないことは折り込み済みではなかった。


気持ちを立て直すためにサングラスを外してみる。雨風が目を直撃するので顔をしかめる。しかめた顔とつらい顔は似ている。つらい顔をすると心もつらくなってくる。身体の状態は心の状態を規定する。身体論。サングラスを付け直した。


34キロの岩野橋は、これを渡れば折り返しで風が追い風になることから一つの目標だったがなんとかたどり着き、その橋手前の給水所で、ラストの追い上げに備えるための補給。黒のメイタンジェル(カフェイン入り)とグリコのグルタミンの粉を投入。このとき、ほんとに粉なので走りながら摂るのが難しいグルタミンの粉を安全に摂取するため、給水のコップを取ったあと道脇にそれて一瞬立ち止まった。


これがいけなかった。飲み込むものを飲み込んで再び走り出そうとした瞬間に、脚がつった。左の内転筋が。雨とはいえ気温は高く発汗量が多かったのも影響したかもしれない。歩きとジョグの中間くらいの勢いで橋を渡り、30-35キロ平均5分28秒。


35キロ地点。橋を渡って確かに風は追い風になったが、雨から一転こんどは日が差してカンカン照り、途端にかなりの暑さとなり、最後の追い込みどころかペースは落ちる一方。そこでさらに追い打ちをかけるように、頼りのガーミン時計にバッテリーが無くなりそうとの表示が。実は2008年に走り始めた時から使っているForerunner405のバッテリーも今回の不安材料ではあった。自分の気持ちが切れるが早いか、ガーミン時計のバッテリーが切れるの早いか。そんなこと考えてちょっと笑い気持ちを紛らす。
脚の痙攣は右の四頭筋、ハムストリングスにも伝染。ペースはキロ5分50秒まで落ちた、この時点で目標の3時間35分どころか自己ベストも消えたことを悟った。


残りは5キロ。記憶から引っ張りだしたのは、「記録より 走れるよろこび かみしめて」という、昨年の長野マラソンで魔法のように自分を励ましてくれた長野マラソン川柳の一句。これを思い出して右手首のリストバンドを見て気持ちの切り替え。


残り2キロ。堤防を降りて最後のオリンピックスタジアムまでの直線道路に入ったところで何を思ったか立ち止まってストレッチをした。こんなことをするのは初めて。脇にそれて立ち止まり、まず左の膝を抱えて内転筋を伸ばしてみた。一気に痙攣が左太もも全体に広がった。痛くて両手で太腿を掴んだまま動けなくなった。とどめを刺してしまったようだ。こんなにひどく攣ったのは初めて。

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アルクマのリュック

しばらく悶絶しながらふと時計を見ると何も表示されていない。どうやらガーミン時計も同時に終了していた模様。その後なんとか動けるようになり時間がわからないまま歩くように走ってオリンピックスタジアム、そしてゴール。時計を見ると3時間45分過ぎ。


今回は自分でも記録を狙っていて練習での手ごたえもあった分、目標を達成できなかったことは残念でしかたない。一方で、2月の愛媛でまだ4時間を切れなかったことを考えると、そして悪天候下の難しいコンディションだったことも考えると、冷静に見て自分の実力的には悪くないタイムなので、あきらめずにゴールしてよかったと思う。これだけ脚を使い切ったという点にも少し充実感がある。こんな天気の中で沿道からの応援が力になった。こんな悪条件の中で我々走者の最善のために尽くしてくれるスタッフの姿に励まされた。


まあ、本番で目標は達成できなかったとはいえ、練習では何か掴んだ気がしている。それは、速く走れば速くなる。ということだ。来年につなげたい。


スタジアム広場で義捐金に心ばかりの協力をし、アルクマにちょっかいを出して、シャトルバス待ちの列で「来年もお待ちしてます」と書かれた飴をもらい、良く晴れてまだ風の強い会場をリーブ。


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2015/04/20

2015長野マラソン

北陸新幹線が通ったからというわけではないが、なんとなく今年は新幹線で行こうかな、ラクだし。と一時思っていたものの、宿泊先の実家からいろいろお土産を貰って帰ることに目がくらんで、結局いつもの四輪車で関越道でビーターバラカンさんのラジオがBGMで、クルマを控えるべき善光寺御開帳のさなかに迷惑をかけつつ、13時半ビックハット到着、受付完了。ビッグハットの桜はほとんど散っていた。実家の桜、満開。

目覚ましは4時半にかけておいた当日朝、3時半に目が覚めた。しかもパッチリと。なんなのか。とりあえず朝の大仕事は軽量化なので、トイレに入ってみる。と、外でごそごそする音。クセモノ?あとで兄に聞いたところ、ノラさんの仕業だろうとのこと。
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ノラさん(野生の王国)(ズーム)


6時33分北飯山駅。いつもに増して明らかに走りそうな人が居る。10人くらい。知人いるかなと思って見回しても容貌が変わっていてわからず。アイポッドクラシック160GBでコーナーショップの「Judy Sucks a Lemon for Breakfast」を聴きながら飯山線、北長野到着。運動公園に到着してイヤーホンを外すと、アンダワ、ボーン・スリッピー。コーナーショップが昨日まで考えていた作戦、走る楽しさを曇らせるくだらない作戦を吹っ飛ばし、ボンスリがさーてばかになって走るかニヤニヤしながら、と思わせてくれる最高のドーピング。

ドロンが飛んでいて、ああ飛んでるな、忍者みたいでいいな、ドロン。とか眺めてるうちに並ぶのが遅れて、Gブロックの一番後ろからスタート。善光寺さんを心で御参りして左カーブを曲がって長野マラソンで一番気持ちのいい下りを下ったくらいからやっと渋滞緩和。そこからそれまでのロスを考えて、ちょっとスピードを上げた。下り、男声コーラス隊の皆さんがちょうど「浅間はことに活火山」と歌っていたときに通り過ぎ「いずれも国の鎮めなり」と自分が続きを歌った。人の迷惑にならないよう心の中で。
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左カーブを曲がって下り、新田町付近の著者(信濃毎日新聞朝刊より)


最初の堤防区間を過ぎてYMCAポイントを過ぎてエムウェーブをぐるっと回って、走ってることを忘れてたことに気づいた。いつもなら姿勢がどうの股関節の動きがどうのとくだらないことを考えながら疲れるにつれてだんだん悲しい気分になっていくところ、今日は応援してくれる人や走ってる人や景色に気をとられてニヤニヤ笑いながら走っていた。ひょっとして大事なのはこれなんじゃないかと思った。

そのあとに出現する五輪大橋はクセモノだ。登りというより料金所を過ぎたあとの右に傾いた下り坂。昨年はあそこでなんだかフォームが狂ってしまって悲しい気持ち、つらい気持ちになってしまって一気に減速した。今年は大丈夫だった。走ってることを忘れる作戦が成功したからだ。あと10キロごとに舐めていたハチミツも効いてると思った。この携帯にも走りながらの摂取にも最適すぎる容器に一目ぼれして金曜夜のスーパーで求めたハチミツ。正確には「純粋 サクラ印 ミニハネー」だ。いままではエナジージェルの類を携帯しても結局体が受け付けなくて飲まずに最後まで重りとなることが多かったが、ハチミツは無理なく摂取できたし、1本50キロカロリーしかないけど、明らかに効いてた。いいものを見つけたと思ってさらにニヤニヤが加速。
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ミニハネー


いい調子で更埴橋を渡ったあたりで雨が2,3粒あたった。今日は朝は天気で寒さを感じることなく、その後だんだん曇ってきて適度な風でじょじょに涼しくなっていくような格好の天気。こんな好条件でベストを出さないわけにはいかんと感じていて、そこで雨が来てベルギー人魂にスイッチが入った。ツール・ド・フランドル、パリ・ルーベを観た直後という関係でだ。

その後スイッチが入ったのと疲れがほとんどなかった関係でちょっと加速してみたところ、30キロ手前、堤防から一般道に下りる下りで左の四頭筋が痙攣し始めた。なんだ来たかと思って少しペースを落としやり過ごす。再び堤防に入って給水所の手前でこんだ右の四頭筋も痙攣。橋を渡ったら、両の四頭筋と左の内転筋が痙攣。ついに歩いた。飼い主に似たのか今日のはやけに頑固だ。ちょっとでもスピードを戻そうとすると筋肉が異議申し立て。しょうがないのでここからは脚が痙攣しない走りに徹することにした。そして「記録より 走れるよろこび かみしめて」という句をなんども唱えた。これはたしか前半のどこかのキロ表示地点で目にした川柳だ。じつはこの句には今回何度も救われた。唱えるたびによろこびがわきあがってくる魔法があった。走ってることを忘れる作戦を助けてくれた。どなたの作か存じないが、今回の自己ベストに果たしたこの句の功労はまことに多大で、作者に感謝したい気持ちだ。


とくわけで、なんとか自己記録を正味時間で5分ほど、公式時間で3分ほど短縮することができた。正味時間ではあるがはじめて3時間40分を切れた。うれしかった。はじめてマラソンを走ってゴールにたどり着いたときくらいうれしかった。

影の立役者としては前述の句のほかハチミツとコーヒーの空き缶。コーヒーの空き缶はスタート直前に飲んだ空き缶を捨てるわけにも行かないのでなんとなく空き缶ゴミ用のゴミ箱が見つかるまで持って走っていたのだが、なんか持っていると手持ち無沙汰が解消されて調子が良く、また持っていることに意識が分散されるのか、走っていることを忘れる作戦にも貢献したように思う。
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影の立役者、空き缶(ジョージア)(写真左)

ゴールして、完走タオルとメダルとおしぼり(おしぼりはホントにありがたい)とおにぎり、ドリンクを受け取り、荷物受け取りも今年は遠くからゼッケンを見てくれていて受け取り場所に着いたらもう荷物が出てくるほどスムーズで、さらに体育館もシューズを履いたままOKになったのが非常にラクチンで、良い大会にしようと毎年いろいろ気を使ってくれているんだなあと思いグッときた。体育館に寝転んで天井を眺め開放感にひたりつつ、そんな大会に関わる方々の助け、沿道の応援、春の長野の景色、自分の自己ベスト、グルグル考えた。

雨が降ってきたからか、スタジアム外の広場には雨に弱いアルクマもドーモさんもスノーレッツもいなかった。信濃毎日新聞のなーのちゃんが一人でがんばって体を揺らしていた。帰りに善光寺さんに寄りたいと思っていたので、そのままシャトルバスに並んで長野駅へ。長野駅についた時点で本降りだったので、雨に弱いおれも善光寺さんは諦めた。駅で実家と職場にお土産を買い飯山線で実家へ。実家でその何倍かのお土産を逆に貰って。


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2014/04/21

2014長野マラソン

いかんかったのは朝飯を食べたあと、ウィークエンドサンシャインを聴きながらちょっと横になってしまったことだ。意識が戻ったころには10時を回っていて、ゴンチチの世界の快適音楽セレクションを聴きながら大慌てで荷物をカバンに詰め船橋の家を家出。

道中の補給は握り飯とチョコ。チョコなんて珍しいもんを摂取してるのは先日のためしてガッテン。チョコを喰うと怪我が早く治ると言っていたからだ。さしあたってどこも怪我はしてない。

ビッグハットに着いたのは午後3時。これは予定通り。桜が満開。受付を済ませ、会社関係のブースを他人の振りで通過し、向かいのNHKのショウウィンドウにドーモさんがいないのにがっかりしてから、今晩泊めてもらう飯山の実家へ。
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実家に着いてとくにすることも無く、庭で猫の写真を撮ったり名簿を見たりしたが暇なんで、今のうちにゼッケンでもつけておくかと思って判明。なんたる粗忽、家にウエアを忘れてきた。一瞬、着の身着のまま自転車のゲロルシュタイナー長袖ジャージで走ることも考えたが明日は晴れの予報、熱中症は必至、しょうがないのであわてて地元のスポーツ店でウエアを購入したけれど、参加賞のティーシャツという手もあったと気づいたのは翌日走り始めてからのこと。


たらふく晩飯、朝飯を頂いて飯山線で北長野。耳からはコーナーショップ。体育館で着替え。隣の人と天気について会話。念のため日焼け止めを塗る。

スタートブロックはG。風は冷たいけど背中に当たる日差しはすでに暑い。スタートラインまでのロスは3分19秒。3キロくらいからやっと集団がばらけて走りたいペースで走れるようになって善光寺さんを左折、中央通り、男声合唱団がオー・ケンタッキー・ホーの歌を歌う。楽しくてしょうがない。13キロで小用。1分ロスしたがこのあと更に楽しくなって自然にペースがあがる。エムウェーブ前のYMCAポイントも快調に通過、エムウェーブで折り返して有料道路への坂を上って料金所、中間点を通過。このあとのちょっとした下り坂の道路が右下がりに傾いていて、ここで初めておや?と思ったのだった。走りづらい。道が傾いていて右ひざが痛い。やだなあ。向かい風だし日差しも暑い。やだなあ。

人間の精神というのは、と書いて自己嫌悪に陥るのは一般化することで自分の精神へのダメージを軽減しようとする卑しさを感じるからで書き直せば、私の精神というのは弱いなあ。と思った。道の傾き、向かい風、暑さ。これらをネガティブに感じたところから足が明らかに重くなり、35キロ、ついにキロ5分30秒まで落ち込んだタイムを見て脳みそがたたき出した計算結果、ゴール到達予想タイムが自己ベストを下回った時点で左の内転筋が痙攣をはじめ、腰に巻いたエナジージェルを2本残したまま摂取する気力も無くただの重し、周りの景色が見えないままゴール。

タイムは3時間49分ちょうど。手元の時計を止めてみたら3時間45分台。おや?正式タイムの自己ベストは46分でそれには遠かったものの、正味時間のベストは44分半くらいだったはず。あと1分。13キロ地点での小用ロスが無ければ、あるいは35キロ地点での脳みそが間違った計算をしていなければ。

いやいや、それも含めて実力が足りなかった。脳みそが弱気だった。

完走タオル、今年からメダル、長野県産コシヒカリのおにぎりとボランティアの高校生のねぎらいの言葉をいただいていい天気。終わってみれば今年も楽しかった。着替えをして広場にいたドーモさん、スノーレッツ、アルクマにちょっかいを出し、昨年同様もっとも待ち行列が少なかった軽井沢三笠ホテル幻のカレーのカレーパンを購入、スタジアムで最後のランナーを見届けながら喰う。最後の選手と一緒にゴールしたワイナイナ選手はほんとにいいな。カレーパン、うまかった。

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シャトルバスで長野駅に着き、アルクマグッズを大人買いし、千曲川沿いに桜が咲き誇る飯山線で実家へ、晩飯をたらふくいただき、上信越道、関越道、シャッフルでお願いしたアイポッドが本気をだしたので一緒に歌ったり踊ったり高い集中力のまま無事深夜に帰宅。来年はおれも本気を出して3時間半を狙いたい。


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2013/04/22

2013長野マラソン

今年の長野マラソンはご存知のとおり雪だった。前日の受付の時点では冷たい雨にかなり打ちひしがれた老人(エルビスコステロ)状態だったのだが、翌朝5時まさかの雪をみたときには、おれの出番、奥信濃で育った雪ん子のおれの出番だと思って気分は盛り上がり。不便だからこそ楽しいというフジロック魂もムクムク。

飯山線、長野に近づくほどむしろ雪は激しくなっていく。北長野で降りて東和田の運動公園に向かう。学生の頃柔道の試合でよく歩いた道。ハナモモの花に雪が積もっている。

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混雑した体育館で足にテーピングしたり傘をたたんだりしているうちに荷物預けの時間。慌てて飛び出しトレーラーに係員は親切で、荷物が雪にぬれないようにとビニール袋まで用意してくれた。

スタートブロックG。時間ぎりぎりに並ぶ。右隣のゴールドゼッケンの人に雪について質問する人や、口に手袋を咥えてシューズの紐を縛ろうとする自分に「手袋持ちましょうか?」と話しかけてくれる左隣の10653さんなど、雪のせいかみんなの距離が近い。川内選手の紹介への盛大な拍手。

スタートしてからスタートラインまで5分ほど。こんな天気なのにガーミン時計はちゃんと動く。善光寺さんまでは水溜り渋滞などでペースがつかめず。


こんな天候のなか、信濃の国の歌で有名な男声合唱団は中央通りで歌う。感動した。気分が盛り上がって合気道を駆使して急加速を繰り返し、次々と前を追い越す。気づくと10653さんが併走していてびびる。そうとうな合気道の持ち主に違いない。


水溜りなどでなんどもずぶぬれになる足。なにが嫌かって足が濡れている状態ほど嫌なことはないといままで思ってきたのだけれど、ここまで走ってきて思ったのは最近のシューズはすごいんだなということ。水はけが良いのかすぐに気にならなくなる。


15キロ、Mウェーブに向かうYMCAポイント付近で長靴で走っている人がいる。すごいな。フジロック野郎と名づけてしばらくあとを追う。


20キロ、軍手を係員に渡して乾いたグローブに交換。料金所への坂でカッパも脱ぎ、背中に挟む。ちょっと寒い。いつもの年と違ってみんなカッパやビニールを羽織っているせいか、あだ名をつけたり目標が定めたりするのがしにくい。

23キロ折り返し。救急車が止まる。選手だろうか、心配。

30キロ、どーも君ポイントにどーも君がいない。どーも君は雨に弱いとお察し。

32キロ、スタート地点にいたバンドがここにも来ていて意外と力付けられる。

33キロ、トイレで5分のロス。その後追い風もあって好調。

35キロ、橋を渡ってから一転、かなりの向かい風。でも今日はイヤウォーマをつけているので風切り音が聞こえないから向かい風が気にならないのだ。集団が分断されるなか、マイペースでブリッジをかける。ぴったり背後に着き位置の気配が1、2名。光栄に感じて、先頭引きっぱなしでかったサガンのイメージで引き続ける。最後は着き切れさせるイメージだったのだが、3つくらい前の集団を捕らえた直後に逆に抜かれる。

40キロ、右手に「信幸運輸本社」の建物。おれを応援していると思った。ぴったり着き位置やろうをここで抜き返す。

ラスト、グランドに入って初めて自分のタイムに気づく。もう4時間近い。全然だめじゃないか。ネットタイムで3時間50分くらい。実は最近、オリーブオイルを飲み始めたせいかやけに調子が良く、医者には止められていたけど練習の感じだと3時間半くらいで走れるんじゃないかとひそかに思っていたのだ。しまったなあ。ガーミン時計が雨で誤動作してたので全く見てなかった。というか近年はガーミン時計に頼りっぱなしでペース感覚がデッドレコニング状態だったのだな。

ゴールの後、ボランティアの高校生から完走タオルやおしぼり、長野産コシヒカリ、アミノバイタルなどとともに、ねぎらいの言葉を頂く。まじで泣きそうになるくらいの親切さだ。スタートブロックの係員、寒さで足踏みしながら笑顔で応援してくれる給水所の人、ずぶ濡れになりながらガンバですと声をかけてくれるキロ表示の人、吹雪の中手を振って応援してくれるおばあちゃん、濡れないようにビニールで包んだせいで見つからない荷物を腰をかがめて真剣に探してくれる係の人、何度もぐっと来た。長野マラソンの本当の実力。

その後は支給エネルギを補充する必要があるので、一番待ち時間の少なかった「軽井沢・幻の三笠ホテルカレー」の屋台の肉が二切れ入ったカレーで補充、北風があまりに寒かったので早々にバス待ちの列に並び、並んでいる最中に内転筋が固まったり鼻水が止まらなかったり辛いなか、それでもわりとスムーズに乗車、長野駅に到着し、飯山線で実家に着き、晩飯を満腹になるまで頂いてから夜中に千葉に帰宅。
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来週くらいにもう一回長野マラソンがあるといいんだけどたぶん無いので、もう一年ちゃんと準備して、来年は本気で走りたいな。医者に止められてるけど。

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2012/04/16

長野マラソン

長野マラソン、完走できてよかった。

情けないことに前日の時点でまだ歩くのさえ困難な状態だったのでとりあえず受け付けだけしてみるかと思って長野に行き、長野に着いたら何故か痛みが引いてきたのでじゃあ会場にだけ行ってみるか、会場に着いたらアンダーワールドのボーンスリッピーが聴こえてきて万能感とともに痛みも忘れたのでじゃあスタートしてみるか、というわけで一番後ろの方からスタート。

スタートラインを通過した時点で明らかにシューズの中で足がパンパンに腫れている。最初の収容関門はどこかなと思う。と同時にスタート前から感じていた尿意をどうしたものかと思い、2km付近セブンイレブンのトイレをお借りする。驚くべきことにこれで痛みが引いた。ははーんと思った。実は昨夜、実家でふきのとうの天ぷらとふき味噌をご馳走になったのだ。ふきのとうは冬の間の毒を消すと聞いたことがある。尿と一緒に悪い毒がでたのだな。よし、これから先は痛くなったら排尿する作戦で行こう。方針が固まった。

中央通りの下りで恒例の「信濃の国」の演奏が聞こえてきたあたりから楽しくなってきてこうなったら最後まで走るか。目標タイムを制限時間の5時間ジャストに定めた。そういえば昨日まで痛み止めの薬でボロボロだった胃腸の調子もいい。水もおいしく飲める。やっぱたくあん漬け野沢菜漬けのパワーはすごいと思った。これも実家で昨日食べたのだ。

目標タイムらしきものを設定して走るときはペースの違う人をどう追い抜くかに結構気を、合気道的な力を使う。いっちょまえに。でも今日は5時間で走ればいいから合気道は使わずに気楽なもんだ。いまキロ6分くらいのペースなのに対し、5時間で走るにはキロ7分でお釣りが来るという計算を走っていてリソースが足りないながらもおれの脳みそが暗算したので、敬老園のシャツの人の後ろに着いていく10km付近ビッグハット前、給水の人ごみでNHKのななみやどーもさんは見えず。

15km付近。痛くなってきた。朝7時に飲んだロキソニン。今10時。そういえばだいたい3時間で効果が切れるな。カピバラさんのぬいぐるみを帽子に乗っけている人をペースメイクに使わせてもらい、ロキソニンの代わりのエンドルフィン補充。

左足の土踏まず側を地面に着きたくない自分には不利な左バンクの五輪大橋を、遠くに見える真っ白な北アルプスを眺めながら乗り越え、カピバラさんともはぐれた25km付近、ホワイトリングを過ぎたあたりで当初の方針を思い出しトイレへ。一緒に待っていた70代と思しき方が係の兄ちゃんに話しかける。

「未知の領域だからさ。おれこの距離飛ぶのはじめてだから」

飛ぶ=走る という地元の言い回しに係の兄ちゃんは怪訝な表情だが、おれは懐かしい言葉に、じいちゃんがんばれと心の中で応援。

この頃からずっと左のカカトの外側が痛む。靴下が丸まって詰まっているような感じ。これはだまし上手なおれの体がだましてるのだというのは始めからわかっていたので無視。
30km、ペースは遅いとはいえ腰を落とした能の歩き方のような走りは筋肉にはそれなりのダメージがあるよう。落ち武者が何人か応援してくれるのだがそんな余裕はなく無視しながら曲がり角を曲がる。いた!どーも君!。20mも手前からニヤけた笑顔で右手を差し出し一直線に向かってきた私にどーも君は上がらない手でハイタッチ(ミドルタッチ)してくれた。しかも前の人には軽く触る程度だったのに、おれに対してはポンポンと2回もだ。どうだ。地デジ化によりつい最近まで自宅でテレビが観れなかったにもかかわらず受信料は収め続けたおれをどーもさんは認めてくれたようだ。

その後一気にペースがあがりつつ、さらにその後反動で苦しみつつ、35キロ過ぎ最後の堤防で「こーのまーまー」とセーラー服と機関銃のテーマを絶唱するランナーを追い越しつつ、「ガンバです」と懐かしい応援、自分も中学の頃使っていた応援で応援してくれる給水所の中学生に感激しつつ、最後の広い道路に出る手前の39kmの細い道、正面に見える飯綱山。

最後スタジアムに入りいつもと違う感慨をいだきながら、高橋Qさんの出迎えにハイタッチをしながらゴール。目標に8分足りない4時間52分。まさか今年はもらえるとは思っていなかった完走タオルを献身的な中学生にかけてもらい、「完走おめでとう長野県産コシヒカリ100%使用」おにぎり(ふき味噌)を頂き、パンパンに腫れた左足からやっとのことでシューズをはずして体育館で大の字。やっぱ長野マラソンはいいなと思った。やっぱいい。


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2011/03/22

中止になった

長野マラソン中止の発表があった。今月は入院してたりしたこともあってほとんど走れていなかったので正直なところ残念さの半減期0.5日なのだが、長野マラソン組織委員会の中止の声明(公式HPhttp://www.naganomarathon.gr.jp/)がよかった。かっこいいと思った。

難しい決定だったと思う。こういうのは、開催にしても中止にしてもそれぞれのリスクがあるわけで、直接的な言い方をすれば文句が出るわけで、その天秤にどう向き合うか、自分達に一番大事なことは何なのか、を胸に手を当ててよーく考え、どっちかを選択する。これを方針という。長野マラソンの場合は「運営」。これが一番の軸でこれが確保できないから中心にするとのことだった。とてもクリアで納得できる理由だった。

そうだよなあ。被災者の受け入れもあるし、というかそもそも、長野は長野北部地震の被災地なんだよ。

参加費はすべて義捐金にするとのこと。参加者に断り無しだ。毅然としている。さっぱりしている。ハッカを舐めたようにさわやかな発言だ。まったくもって異存はない。ただ、心配なのは必要経費くらい引いてもいいんじゃないか。来年の開催に影響がでないのか。それが心配なのだ。


あと、エディリーダーを聴きに行く予定だった「お花見 World Beat」の中止も発表された。ツイッターのエディリーダーのツイートをみると、18日にはキャンセルが決まっていたみたい。招聘側のスタッフが震災の対応でたいへんだとのこと。見舞う言葉に対する日本のスタッフ「味噌汁を飲んでがんばる」「味噌汁は放射能を防ぐパワーがあるのよ」。こういうユーモア。明日もがんばろうと思った。

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2010/04/19

長野マラソンを今年も走った

今年もよかった。ほんとにいいよ,長野マラソンは。

自分の場合,事情があって記録を狙うとかとういう目標は無かったりして,実は直前までそれほど気分が盛り上がっては居なかったのだけれど,今年も家族に助けられて家を出,当日朝,飯山線を北長野駅で7時20分に降りて,会場まで早足で歩く20人ほどの集団から意図的に間合いをはかり,懐かしい景色を楽しみながら一人歩いていたところ,わき道から現われたご婦人,小脇にキャンバスのようなものを抱えている。絵描きさんなのかな?とか思いながら見ていると,話し掛けてきた。

「今日,お走りになるんですか?」

あわててヴァンパイア・ウィークエンドを聴いていたイヤホンを外して答える。

「あ,ええ。そうなんです」

「ああ,やっぱり。応援してます。がんばってくださいね。家が近いので,毎年応援に行ってるんですよ。」

「どうもありがとうございます。」

「今日は暑くなりそうですね。」

「そうですね。」

と答えて,このあと着替えをして荷物を預ける時間が迫っているので「それでは」と言って失礼した。我ながらなんて気の利かない応対なんだって悔やみつつ,一方でがぜん気持ちが盛り上がってきた。ありがとう,絵描きさん。この温かさが長野マラソンの魅力だ。


まったくストレスの無い秀逸な運営力のおかげで,クイックステップジャージへの着替え,エナジージェルのスペシャル容器への注入,トイレでの軽量化,手荷物のトラックへの積み込み,などがスムーズに済み,スタート地点へ。ゲストの高橋キューちゃんの去年のデジャブのような挨拶を経て,無事スタート。「幸せだなあ」と加山雄三の口調で思った。


記録を狙うとかという目標がないとか言い訳をする自分にとっての,今回の目標は給水だ。自転車用のボトルを持参して,給水ポイントごとに300ccずつ補充し,確実に摂取する。自分の4時間あたりの発汗量4リットルに対して,3リットルは補充できたから成功だ。胃的にもこれが限界だし,レース後のTIAも今回はなかったし...。


給水ポイントでは,係りの人に助けられた。立ち止まってカップの水をボトルに移していると,すかさず中学生か高校生の人が急いで手伝ってくれるし,やかんを持っている人に「すみません,ここにもらえますか」と言うと,急いでボトルに水を注いでくれて「がんばってください」と送り出してくれた。


なんていうか,途中で高橋キューさんと2回ハイタッチをしたりとか,今年はどーも君とハイタッチできなかったとか,ゴールで高橋キューさんと一緒にゴールしたりとかそういうことではなく,去年長野マラソンに初めて出て,今年も何を差し置いても出たいと思ったのは,満開の桜の薄紅色と菜の花の黄色,そして遠くの山の雪の白さと明るい日差し,涼しい風。そしてなによりも沿道の人たちの応援とスタッフの親切さ。沿道のおじいちゃんおばあちゃんには積極的に応援に答えて手を振りたくなる選手(含・自分)が多いのもよくわかるし,スタッフもほんと親切だし一生懸命なんだよ,ゴール後にタオルを掛けてくれたりおにぎりなんかを渡してくれる中学生だか高校生のスタッフの「お疲れ様でした」と,こっちの目を見て掛けてくれることばの鮮やかさ。この大会に参加した人はみんな長野のファンになるんじゃないのかな。


こうやって沿道でも応援され,スタッフにも親切にされてちやほやされた4時間を過ごすと,自然と自分も他人に対して親切にしたい気持ちになる。きょうは朝,駐車場の猫さんと,会社の警備員さんと,電話の相手に親切にしてみた。来年もぜひ出場したいとおもう。

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2009/04/19

完走タオルを貰った

長野マラソン,正直、完走できると思っていなかった、正直。まさなお。


脳の血管の問題もあったし、左の股関節の故障もあったので、とりあえず今日はスタートだけして無理をしてはいけない,初マラソンの雰囲気を味わえればいい、くらいに思っていたので、完走できたのはうれしい。

スタートしてすぐに,御開帳中の善光寺前の交差点を通過した。振り返って善光寺さんに「筋違いだとは思うんですが,無事完走させていただけるとうれしいのでお願いします」とお願いした。

前半はロット、パオパオビール、山岳王の水玉ジャージと言った自転車ジャージの人を見つけてグルペット気分を楽しむことができ、20キロ前後は6137さん、30キロ前後は8820さんといったペースが安定した人が近くにいたおかげで、自分もペースキープができた。

未知の領域である35キロからはさすがに故障個所やその他もろもろが痛かったが、道端にいたどーもさんとハイタッチができたのでがんばった。(実際はどーもさんは手が上がらないのでミドルタッチ相当)

運営も評判どおりスムーズで見事だった。係員やボランティア,応援の人たち,みんな感じがよかった。

完走はみんなのおかげだな。どーもさん,善光寺さんも含めて。忙しいのに送り迎えしてくれたり心配してくれた実家の家族にも感謝だ。マラソンってのは人をなにかそういうシオラシイ気分にさせるようだ。

しかしあれだな,長野マラソンはフェスティバルだと思った。出走者だけじゃなくて,おじいちゃんおばあちゃん,子供,みんな道端に出てきて応援してくれているのを見ると,彼等もこのイベントを楽しみにしていることが伝わってくる。長野マラソンのことについてはあとで完走記にまとめたい。てか,去年のフジロックの感想文をまだアップしてなかったことに今気付いた。あした慌ててやろうと思うが,そもそも明日起きれるのかがわからない。

ちなみにレースの模様は来週NHK放送らしい。クイックステップのジャージでカメラに向かって天を指差すポーズをしているのがいたらそのばかはオレだ。

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