2024/02/18

競歩のことを考えている

マラソンで競歩の人に遭遇したのは愛媛マラソンだけでない。初めて追い抜かれたのは信州駒ヶ根ハーフマラソンだった。前半は下りなので4:30/km台で何とかついていたが、中盤の平坦でペースが落ちた途端において行かれた。

愛媛では競歩選手が4人でリレーしたが、その内2人が中野実業高校の出身と知って驚いた。隣の市の高校だ。2人ともオリンピック経験者とのこと。そのことを同校で柔道選手だった弟に聞くと、弟の在学中にも確かに競歩選手はいたとのこと。でも特別先生がいたわけではなくてOBや先輩から習ってたんじゃないかなとのことだった。

そういえば子どもの時分に学校に競歩の選手が来たことがある。小学校だったか中学校だったか記憶はもう定かでないが、全校集会でデモンストレーションを見たり歩き方を教わったりした。長野県内の選手だったと記憶してるがあれは何だったのかな。大きな大会で優勝したとか日本記録を出したとかで県内の学校を回ったりしていたのだろうか、今となってはよくわからないが、もしかして信州は伝統的に競歩が根付いてる土地柄なのだろうか。

とか思いながら競歩の日本選手権をユーチューブで見ている。トップの選手すげーピッチ速い。速すぎて数えられないがざっと数えて230歩/分。あんな歩きはできないが、あの腕振りを真似するとなんか調子が出るんだよな。肩こりも治る。でも出鱈目な物真似なので人がいるところではやる勇気がない。

 

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2024/02/14

伊予松山に行ってきた

いやそんなことは昨日書いた。わかっとるがまだ書きたい。

と言っといてさっそくなんだが今年は飛行機代が高かったのがつらかった。
せっかくの遠征なのだから前日の午前に松山入りして、翌日夕方にゆっくり帰ってくればいいのだが、少しでも安い時間帯を選んだ結果、前日午後に松山入りし、翌日昼過ぎに帰るといういつも通りの気の利かないプランになってしまった。
それでも運賃は去年のざっと1.6倍。3連休だったことも関係してるのか宿代も割高だったので、他の大会参加を節約してやりくりした。愚痴終了。

飛行機の中では、離陸前の安全ビデオを熱心に見ている人が多かった気がする。自分もそうだ。どうしても正月の事故を思い出してしまう。

今回、「ALLいよ鉄3DAY」というものを利用した。
いつも利用していたスクラッチ式のフリーパスは廃止になって、今はスマートフォンの「みきゃんアプリ」または「乗換案内」から購入するモバイルチケットのみとのこと。
またフリー乗車のモバイルチケットには「市電のみ」とバスや郊外電車も使える「ALLいよ鉄」がある。リムジンバスを使うことや、すべての行動予定から何回電車に乗るかと概算してみたら「ALLいよ鉄3DAY」が一番安上がりだと思われた。

ひょいと松山空港に降り立ち、チケットを買わずにリムジンバスに乗り込む。愛媛マラソンの時はいつもリムジンバスは満席になって乗れない人も出るので、ロスタイム無しに乗れる「ALLいよ鉄3DAY」の恩恵をさっそく感じる。
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通りの向こうにそびえるやたら存在感のあるものは何か。答えはこの後すぐ

 

リムジンバスは大会の受付会場近くでも停車するがそこでは降りず、その先の大街道で降り、まずは投宿のホテルにチェックイン。荷を解いて身軽になった後、路面電車で受付会場に。無敵の「ALLいよ鉄3DAY」なので電車使い放題。

前年まで屋内で混みがちだった受付の会場は今回から屋外の城山公園となって待ち時間ゼロ。空いた時間で出店のシューズなどチェック。おりしも隣接する愛媛県美術館で開催中の「コンドウアキのおしごと展」も大変魅力的だったが、マラソン前日としては腹をこしらえることが優先されるので、インターネットで「チャーハン」と検索して出てきた一番近くの中華料理屋「台北」で特製チャーハン880円をストマックにチャージ。川内選手がカレーなのと同じく自分はチャーハンとうことになっている。細かく刻んだシャキシャキの筍と人参が秀逸な大変好みのチャーハンであった。
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おしごと展

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正解はNHK。あの塔はこれだった。

 

宿に戻って少し水を飲んで適度にジャンプしたり腹を振ったり。こうして大会前は食事と一緒に胃に入った空気を抜くことにしている。意外と効果ある。

翌日曜日は大会当日。大変満足に走ることができた。

後泊して月曜日、宿をチェックアウトして「コンドウアキのおしごと展」も行きたかったがまだ開館時間になっていないこともあり、当初の予定通り一草庵へ。種田山頭火の終の棲家。市電の赤十字病院前駅から10分くらい歩いて到着。6年前に訪れたときと変わらずただそこにあった。梅が咲いてた。
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踏み石を一足一足 行っては戻る

その後は海の方へ。いつもマラソンのコースに近い柳原とかに行ってみたいというようなことも思うのだがJR線の本数の少なさに二の足を踏んでいた。しかし今回、高浜方面なら伊予鉄が15分間隔で走っていることを今更知って、初めて行ってみた。伊予鉄なので「ALLいよ鉄3DAY」が使える。

まず梅津寺で降りた。きれいな海を眺めたあと振り向けば「みきゃんパーク」、左手には梅津寺公園。「ALLいよ鉄3DAY」は無敵なので梅津寺公園にも入れるのだが、今回の目的はここから高浜方面に歩いたところにある。梅津寺公園の梅は隣の歩道橋から眺めながら高浜駅に向かって歩く。途中、子規の石碑があって書かれている句をみて初めて向かいの海に浮かんでる島が興居島であることを知る。
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みきゃんパーク

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歩道橋から左に梅津寺の梅

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興居島へ魚舟いそぐ吹雪哉 子規望郷の句

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興居島

もう少し進むと目当ての石碑があった。隣家の犬に吠えられながら銘板を読んだ。四国の地面を踏みながら改めて読む山頭火かみしめる。
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その後少し歩くともう高浜駅に着いてしまった。梅津寺駅から1キロかそこら。折角なのでもう一度歩いて梅津寺駅まで引き返すことにした。電車を使ってもいいのだがまた犬に吠えられるのも一興だ。マラソンの翌日なので足にダメージが無いことも歩きたい気分を後押しする。

梅津寺に戻って「みきゃんパーク」に入ってみた。メニューの中で一番気になった「みかんおにぎり」を注文。2階で海を見ながら食べた。どんな味がするのか想像できなかったが、これが超うまかった。今回の遠征で食べたもので断トツの一位。お土産に「みかんおにぎりの素」を購入したくらいだ。写真の技術的な問題はいかんともしがたい。
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ずっとこの辺りを散歩していたい感じだったが一旦電車で松山市駅に戻った。くるりんに乗るためだ。

「ALLいよ鉄3DAY」は無敵なので高島屋屋上にある大観覧車「くるりん」にも乗れる。高所恐怖症のくせしてずっと気になっていた「くるりん」。愛媛マラソンの余韻が残る今なら大丈夫なんじゃないかと思って乗り場へ。乗り場では家族連れが前に1組うしろに1組。すると後ろに並んだ子どもが「ぜってーこええよ。ぜってー。だってはやいもん」と大声でゴネはじめ、親が「だいじょうぶだって、速くないよ」となだめている。その時点まではまだ平気だった。

観覧車はどっち向きに乗るのがラクだろうか。円の外向きか内向きか。とりあえず外向きに乗って後悔した。前に自分を支える構造物が何も見えないことの寄る辺なさ。冷や汗が出てきて、ただひたすら目の前のビルの側面にあるPのマークだけに意識を集中し、他には何も見えないと自分に言い聞かせた。一周して地上についたらさっきの子どもの両の肩をつかんで「ぜってーやめとけぜってーこええ」と言おうと思った。
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Pのマーク

高島屋のエレベータを降り、松山市駅から地に足の着いた安全な路線バスで空港へ。いつもはリムジンバスを使うがマラソン&連休でぜってー混んでるので始発の道後温泉からでないとなかなか乗車できない。路線バスは松山市駅始発なので空いていた。路線バスなので停留所は多いが、降りていく人たちがICカードをピッとやりながら「ありがとう」と言って降りていくのを見てると気持ちがいい。自分も「ありがとう」と言いながら最後の「ALLいよ鉄3DAY」の画面を運転手に示して降りようとして、低機能スマートフォンが表示にもたつき後続の乗客に若干迷惑をかけた。

この画面表示にときどきもたつく点と、電話機のバッテリー残量が空しくなると一巻の終わりというリスクは常に感じていたが、好きなだけ乗り降りできる自由さは格別だった。くるりんにも乗れたし。なお、この「ALLいよ鉄」のモバイルチケットは、この2/29をもって廃止だとのこと。

空港一階の一番はじっこの、親切にいろいろ説明してくれた売店で、自分用のじゃこ天を購入。
家に帰って教えられた通りただそのまま温めて大根おろしをまぶしてご満悦。
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空港。

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2024/02/13

愛媛マラソン(2024)

見れば増え見れば開きし 予報傘
いきなり五七五でその割には季語もなくてなんなのかと自分でも思うが俳都松山から帰ったばかりなので大目に見て欲しい。
雨風で大荒れの予報が出ていた。天気のサイトを見るたびに傘マークが増えていくし閉じていた傘マークが開いた傘マークになっていく感じだ。しかし実際には序盤に弱い雨がポツポツ当たったくらい。風も復路に入って向かい風がきつかったような気がするがそれほど苦にならなかった。気温が高かったおかげか手が冷えて困ることもなかった。
と思って観測データを見ると体感の記憶とだいぶ違う気がする厳しい数字。集中してたんだな。
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tenki.jpより観測データ

 

一万人ふりさけみれば松山城@スタート
勝山町のホテルから会場の城山公園まで徒歩15分。9時に出ても9時半の手荷物預かりに余裕で間に合う。こんな楽な大会はない。
スタートブロックはD。オープニングセレモニーで出走者1万547人からの歓声がひときわ大きかったのは急遽オープン参加の松田瑞生選手。中村知事は出張とのこと。城山公園からスタート地点の県庁前に移動すると途端にビル風が強く、スタートまでの10分程が一番寒かった。
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朝9時一番町通り。まだ降ってない。

 

ひよいと伊予路へ雨でも晴れきつてゐる@序盤
山頭火「ひよいと四国へ晴れきつてゐる」の真似である。すこし雨が降ってるような気もするが走る人の多さと応援の多さに気を取られてよくわからない。中央通りを右折して環状線に出た5km付近でやっと集団がばらけ、ようやく自分の足で走っている気分になる。ペースを確認すると5:05/kmと予定よりちょっと速い。今回は2週間前に痛めた足の爪にダメージを与えないことが重要な課題。そのうえでシーズンベストは更新したいなと思っている。少しペースを落とす。目安は32kmまで5:15/kmくらい、32km以降は5:30/kmくらい。これで3:45:00くらいになる寸法。

 

伊予路をマラソン人が駆け足でプラカード眺め行き過ぎる@平田の坂
五輪真弓の恋人よのパクリである。もちろん「伊予みち」と読むし「マラソンびと」と読む。平田の坂を無難に越えると「いずれ着く」のプラカードの人。すっかりおなじみとなり手を振る人も多い。
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関連で翌日見かけた路面電車「進み続けりゃゴールに届く。」

 

マリモとは吾のことかとアルクマ云い
今回のアルクマ認識率(記憶ベース)。私とおそろいのビニールをかぶせたせいで見えにくかったかもしれない。
・「あらかわいい」「なに?かわいい」←たくさん
・じっと凝視&「あれなんだろう」←3名
・小さい子供が指さしながら「ほら見て」←3名(これが一番うれしい)・
・「やばいなにww ほらついてる」←1名(後述)
・「マリモ?」←1名
・「マリモさんがんばれ」←1名
・「ハイネケンがんばれよ!」←1名
ハイネケンとは私が来ていたウエアである。

 

山田屋のまんじゅうひとつ道なかば@光徳院
中間地点の、立岩川の上流にむかって緩やかに上る区間が好きでいつも調子が上がる。そしてそこを上りきった左側に山田屋まんじゅう本社があることを今回8回目の出走にして今頃知った。だからここで山田屋まんじゅうを提供してくれているんだな。走ってる最中に固形物を食べるのが苦手な自分だが唯一いつも頂いてるのが山田屋まんじゅう。山田屋まんじゅうと言えば公式サイトにある「著名な方々から一句」の中でしりあがり寿氏の、
 えべれすとのてっぺんにいしをつんで
 そのうえにおまんじゅうをチョコンとおく
がさすがの味わい。1個140円の高級品をほおばり右にカーブして見える海と島の景色も秀逸。ゴールまで残り20km。
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山田屋まんじゅうをチャージする筆者(緑)。youtubeから。

 

テーブルの渡せる端に置くポンジュース白きを見れば塩舐めにける@JAえひめ中央北条
山田屋まんじゅうのあとは25.5kmの補給地点JAえひめ中央北条でポンジュースを飲み白い塩をなめ、ミネラルとクエン酸をチャージ。少し落ち気味だったペースが予定のペースに戻った。

 

信州をくまなく歩くアルクマと 伊予路で競歩の同郷と
26.5km付近で何か後ろの方が騒がしい。「はやいはやい!」という声が聞こえる。と思ったらすぐ隣をテレビカメラを引き連れた競歩リレーの3区松永選手が追い抜いて行った。速度もさることながら体の動きの速さがすごい。間近に見ると確かに「はやいはやい」と言うしかない速さだ。今回競歩の選手が最後尾からスタートし4名がリレー形式でつなぐという試みがあることを聞いていつ抜かれるか楽しみにしていた。4名のうち荒井選手と藤澤選手は長野県の出身ということでも注目していた。私と同郷であり私が頭に乗せているアルクマとも同郷である。しかも歩くことの専門家ということでもアルクマと共通している。気づいて一声かけてくれるか(私にではなくアルクマに)と期待したが後で知ったのは藤澤選手はこの前の2区、荒井選手はこの後の4区で邂逅は実現しなかった。このあと32kmまで粘れば荒井選手にバトンタッチだったらしいが、もしわかっていても追いつける速さではなかった。

 

踏みしめても踏みしめても忝い道@堀江
もちろん山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」のパクリである。かたじけないを漢字で忝いと書くことを恥ずかしながら変換してみて初めて知ったがおかげでうまいこと字数が合った。
競歩の人に抜かれたあと競歩の真似をしたりしながら走っていたが、それが良かったのかペースが落ちることなく32kmまでの平均が予定通り5:15/kmでこれた。何より爪も無事なのがうれしい。この先2つのトンネルはうわーすげーと笑いが出るほどの向かい風。トンネルを抜けると堀江地区。この地区の方々と堀江小の子ども達がコースのゴミ拾いをしてくれたという南海放送のニュースを先日見た。平田の坂の手前のこの辺りのゴミ拾いをしてくれたんだなと思い出しながら走った。

 

爪も無事 詰めも無難にお堀越え@ゴール
足の爪にとって最大の難所である平田の坂の下りも無事に下れて安堵。もう走り切ったも同然。高校生の熱い応援隊。この子たちはサッカー部かなとかバスケ部かなとか想像する。野球部はすぐわかる。今日や説明会も含めて休みを何日か潰れているはずだがすごい笑顔で熱心に応援してくれる。40kmの辺りに今年も読者の脱走さんの応援。この40kmというのが絶妙で、もうすぐいるかなと思う手前2kmと応援で元気がブーストされてからのラスト2km、この詰めが甘くなりがちな最終盤に毎回大いなる貢献がある。ありがや。42km地点で左折しお堀を渡るとあと200mでゴール。
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ニヤニヤ走りのハイネケンジャージ。「やばいなにww ほらついてる」の声。youtubeより

 

測ったら謀ったようなタイム出た
シーズンベストが更新できたのもうれしいし、このコースでは調子のよかった頃の2020年の次にいいタイムだったのもうれしいが、ガーミン時計の時間と事前の皮算用した時間がぴったりだったことには駄洒落を言いたくなるほど驚いた(スタートのロスタイムと距離の計測誤差は去年のデータから計算していて、ガーミン時計は計測マットを踏むタイミングと数秒ずれていたようで、それで一致したただの偶然とはいえ)。
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マラソンは疲れるけど、愛媛マラソンはなんか元気になるな。
伊予鉄の市電に書いてあることばの中で私のお気に入りの一つ「幽霊はコワイけど、おじいちゃんになら会いたいな。」へのリスペクトでもある。
手荷物預かりの場所に向かって歩いていると、到着しないうちに向こうから持ってきてくれて驚く。ゴール後に楽しみにしている芋炊きのふるまいとJAが配ってくれている塩むすびのおかげで、筋肉の分解を抑制するための当座のエネルギー補給は大丈夫だろう。パスコのパンも2切れいただいた。宿に戻って着替えをし洗濯をしてから至極のひと眠り。起きて道後温泉に向かうと駅を降りたところですでにかなりの混雑。マラソンの人だけでなく観光客も多い。そういえば3連休だった。

温泉は諦めて引き返す市電、市電の俳句ポストにいつか投句したいと憧れるものの、ここまでご案内の通り駄洒落のようなものしか思いつかず投句への道のりは42km以上に遠い。できることと言ったら代わりにツイッターに投稿するくらいだ。
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翌日も晴れたので行きたかった山頭火の一草庵に久しぶりに訪れることができた。6年前に来た時と変わらずただそこにあることにしみじみと感じ入った。

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2024/02/10

雨対策

明日の松山、マラソンの時間は雨とのことなので、

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雨対策してみた。完璧だ。

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よし、行くか。

 

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2024/02/03

また爪をやった

試し履きを10kmだけして、完璧だと思ったのでリベリオンフラッシュ2、すぐに館山若潮マラソンでも使った。
走行性能はやっぱり最高で楽しく走れたが、後半で爪を痛めた。
30kmまではどこにも痛みがなかった。爪も当たっていなかった。
しかし30km過ぎの長い下りで何かシューズの中のコンディションが狂ったのか急に爪が当たって痛くなった。足が動いたのかと思ってシューレースを締め直したがどうやってもだめだった。

煎じ詰めれば足と地面の相対速度(つまり接線力が生じている)あたりに問題があるだろうことはわかってる。
しかしわかってはいても、どうしようもなかったんだよなあ。
元気な時は問題ないのに、疲れて足のコントロールが狂ってしまうと如何ともしがたくなる。

それに、今思えば最初に足入れした時点で当たってるなとは思ってた。
ただ、走ってみたら問題なかったので気にしてなかった。試し履き10kmくらいではテストとしては足りなかったんだな。

館山から1週間経過して、爪は、直接当たるとまだ痛いが、当たらなければ気にならなくなった。
来週の愛媛はつま先に余裕のある別のシューズで走ればなんとかなりそうなのでよかった。

しかし前回のエンドルフィンスピード2にしても今回のリベリオンフラッシュ2にしても、今までで一番走りやすいと思ったシューズに限って爪が当たって痛めてしまって使えなくなるというのはなんなのか。残念でならない。

さしあたっては、どのシューズなら大丈夫か確認が必要。手持ちのシューズの中で一番サイズがでかいズームフライフライニットで今日10km走ってみた。
爪は大丈夫だった。(テストとして10kmで足りるのかという問題はもう忘れている)
このシューズもだいぶベテランになって気心がわかってきたせいかヘタってきたせいか、新品の頃よりも相性が良くなった。

爪は全体真っ黒ではなく面積の30%くらいが薄く紫色に変色して腫れてる感じ。2022年のつくばの時にエンドルフィンスピードでやったときとだいたい同じ。このあとは部分的に浮きはじめ、下からの新しい爪に押し上げられるようにして段差を形成し、全部きれいに生え変わるまでに1年かかった。完全に黒爪になって剥がれて再生するよりも手間がかかった気がする。しかし不完全ながらも強度はあって生活に支障が少ないし、1週間くらいで走ることもできるので全部剥がれるよりはまし。とりあえず処置としては帰ってからアイシングし、ロキソニンを飲んだり貼ったりし、風呂で血行を良くするよう努めたが、良かったのかどうかわからない。

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2024/01/29

館山若潮マラソン(2024)

数えてみたら館山若潮マラソンを走るのは9回目。最初に走った時は上り下りばかりのコースがきつくてもうやだと思ったが、今ではその変化のあるコースも魅力の一つだと感じるまでになってきた。

家からクルマで1時間40分くらい。7時前に到着して芝生の駐車場に止めた。スタート時刻のちょうど1時間前くらいに地震があった。その時ちょうどクルマの中にいたせいかかなり揺れた。参加案内(アスリートガイドとしてpdfで公開されてる)は熟読する方だ。館山の参加案内は震度や注意報発令時の対応や防災マップが載っていることに感心しながら、避難場所は八幡神社であることを覚えていた。震源地は東京湾。今まさに面している館山湾は東京湾の湾口だ。しかし幸いなことに津波注意報は出なかった。しかし周りを見るとみんな平然としていてよっぽど地震に慣れてるのか気づいてないのか、ビビっているのは自分ともう一人クルマの中から出てきてびっくり顔をしている方くらい。やっぱ不安定な芝生の上に停めてあったから揺れが増幅したんだな。後で確認すると館山は震度2。

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朝の館山湾。富士山見えず。

気温9℃くらいの穏やかな天気のなかスタート。スタートから序盤にかけてはポカポカ陽気でも中盤折り返して終盤向かい風になると途端に寒くなるのが館山若潮マラソン。その辺9回目くらいになるとさすがに学習して腰にはウィンドブレーカを巻いておいた。

茄子が走っていた。着ぐるみ。序盤は暑いだろうが後半の寒さ対策としては有効だ。顔出し穴から除く表情はかなり必死だ。沿道のおじいさんがものすごくうれしそうに「おい、ナスがんばれ」って応援してるのがよかった。

晴れていれば富士山が見える館山湾沿い、見物(地名)の辺り、今日は曇っていて見えない。波は問題なさそう。チーバ君のつま先辺りに位置する洲崎灯台を通過する辺りから横風が冷たく感じ始めたのでウィンドブレーカに袖だけ通す。前腕部が防風されていると手が冷たくならないので補給に支障が出ずに済む。

いつもはエナジージェル的なものを何本か持つのだが、今回は自作のドリンクを用意してみた。パラチノースの粉をコカ・コーラで溶かして岩塩を一振りしたものをキャップ付きの小さいパウチに入れて携行した。紅茶が出過ぎないように塩を入れるといいという説に本場英国が激怒したというようなニューズがあったばかりだがコーラにパラチノースや塩を混ぜても誰も怒らないだろう。吸収が遅いの(パラチノース)と、吸収が早いの(コカコーラ:グルコース+フルクトース)をミックスするのがいいらしいのでこの調合にしたが、そんなことより何よりコカコーラの味こそに最大の効果を感じた。コカコーラなんて普段飲まないし成人してからの合計でも体に入れたのは500ml以内じゃないかと思うし子供の頃から好きでもなかったが、走ってるときのあの味というのは強力だと思った。市販のジェルと違って胸やけしないのもいいしなにしろ安上がりなのがいい。

22キロ過ぎに折り返して予想通り向かい風が冷たいのでウィンドブレーカの前を締めた。ここで体が冷え切ってしまった年は後半泣きながら走るしかなかったが、今年は対策がうまくいって楽しい。パウチのスクリューキャップも難なく開けることができる。

30キロ過ぎの上りがコース最大の難所と言われている。ここを快調に上り切った。たぶん9回走った中で一番速く上ったと思う。そして続く長い下りで爪を痛めた。両足の親指の爪。下りは苦手だ。

まだ先は長い。何と言ってもこの先には下りの苦手な自分にとって最大の難所である休暇村への急坂が待っている。少しでも爪を守ろうと思って一旦立ち止まりシューズの紐を締めなおした。足を踵側に一杯まで寄せてアーチを引き上げるようにして紐を締めた。走り出してすぐに分かった。締めすぎた。足首が痛い。もう一度立ち止まって締めなおしたが、結局爪の痛みは解消しなかった。爪にどういう負荷が掛かるのが原因なのかよくわからない。爪がシューズに当たってるかというと必ずしも当たっていない。どちらかというと地面からの衝撃とか強く踏みしめることで起こってる感じ。随分簡単になってしまうのは抗血栓薬も影響してるのかなとも思う。

後半は爪をかばいながらも無事にゴール。中学生が「バナナ2本どーぞ」というので「ください」と言ってもらう。「クリームパンです」というのでそれもありがたくいただく。その場で食って相変わらずうまい。今年の完走タオルは珍しくゴワゴワした触感で気に入った。

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面影ないくらい設計が変わっても石が挟まる伝統は継承している愛靴

なかなか以前の走力に戻らないので目標設定が難しいが、いまはシーズンベストを一つの目安にしている。さしあたって秋に走ったつくばマラソンが今シーズンで一番いいタイムだったのだが、今日と比べると
 前回 3:47:41(つくばマラソン)
 今日 3:47:36(館山若潮マラソン)
どうだ。5秒更新。2月の愛媛、4月の長野とこの調子で棒高跳びのブブカ方式でちょっとずつ更新していきたい。

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2024/01/23

シューズを新調した

冬のマラソン大会が近づいてきて焦ったというわけではないが新しいシューズを新調した。シューズはひどい場合は500kmを目安に買い替えよというような無茶な説もあるが、自分は走り方がおとなしいせいか800km使ってもほとんど傷まず少しソールが減るくらいなので困る。とりあえず1000km超えたら足の健康を考慮して、財布の健康との釣り合いも考慮して、だいたい年に1~2足のペース。玄関の足の踏み場は無くなるばかりだ。

M社の「リベリオンフラッシュ2」。いやーよかった。10km走ってみたら期待してた以上に良くてうれしがっている。久しぶりに、たぶん5年ぶりくらいに「合うシューズ」を見つけた。

最後にいいシューズだと思ったのはアディダスの「アディゼロボストン3」だった(5年前)。その前はM社の「ウェーブエアロ16」だった(6年前)。それ以降は買うシューズ買うシューズしっくりこなくて迷走状態だった。

ボストンシリーズはその次のボストン8が今一つしっくりこず(4年前)、厚底になってしまったボストン10はおれには完全に駄目だった(2年前)。もうボストンじゃないと思った。

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歴代ボストン(玄関の現役分)

エアロシリーズはその次のエアロ18(3年前)のモデルチェンジで別物になってしまい、さらにモデルチェンジして厚底になったエアロ20は多分ソールのポツポツ(G3ソール)が原因で踏む角度によって硬くて硬くて特にマラソン終盤がつらかった(2年前)。

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歴代エアロ(玄関の現役分)とリベリオンフラッシュ2

あとズームフライのフライニットと4も、苦し紛れに履いてはいるが、気に入って履いてるわけではなく、それどころか何かが合ってないとみえて最近はモートン病気味で足先に変な痛みが出るようになってきていた。

今回リベリオンフラッシュ2は発売とほぼ同時の購入。こんな浮わっついたことは普通しないのだが(たいてい型落ちになって半額以下になってから買うのだが)、異例の行動を採ったのは冬のマラソン大会が近づいてきて焦ったからでは決してなく(2回書くあたりがあやしい)、アウターソールがG3からラバーに変更になったと聞いたからだ。これをずっと待ってたのだった。たぶんエアロシリーズは廃止になってその後継がリベリオンフラッシュなのだと思うが、エアロ20、初代リベリオン、先代リベリオンフラッシュとG3ソールで、これさえなければと思っていたのだ。自分と同じことを思ってた人が多かったのかどうなのか知らないが、在庫がみるみる無くなっていくのを見て、無くなる前に手配しておいておいて正解だったと思った。

今日初めて履いて走ってみて、柔らかさは期待通り。モートン病に響くことが全くなかった。スーパーボールが立方骨の下に入ってるような独特の弾みは走ってるときよりも歩いてるときに「なんじゃこれ」的なおもしろさを感じた。ズームフライフライニットを初めて履いた時にもトリッキーなおもしろさを感じたがこれはそれ以上。プロレスに例えると藤波辰巳が登場したときがズームフライフライニットだとすればこっちはタイガーマスクのゴムまり感である。

そして何よりも気に入ったのは、接地が平らにピタッと決まることだ。そんなことは期待してなかったし変な形をしてるから不安定なのはある程度仕方ないことを覚悟していたくらいなのだが、いざ使ってみるとブレずに着地できて驚いた。この5年ほどの間に使ってきたどのシューズより安定している。こんな一様な圧力分布感と雑音の無い気持ちいい接地感は自分にとってボストン3以来。偶然自分の足癖にあっただけかもしれないが、スタックハイト差の小ささ(踵部と中足部の差は0.5㎜だという)も関係してる気もする。

進むかと言えばやっぱ進むと思うが(家で一番進むのはズームフライフライニットだったそれより進む)今はそれほど推進力は求めてない。自分の走力ではキロ4分30くらいが一番快適だったが(これ以上は力不足でわからない)キロ5分15くらいでも十分快適。足が痛くなくて楽しく走れるのを見つけられたのが満足。今週末の館山、来月の愛媛、これで安心して走れそう(やっぱりそこだった)。楽しみになってきた。

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2024/01/08

くるみ割り人間

胡桃を貰ったのでオメガ3を摂取しようと殻剥きをした。と書き始めて変換された漢字をみたら学生の時分柔道部に胡桃という珍しい苗字の先輩がいたのを思い出した。内またという技が得意だった。あとくるみと言えば世代的にはジャッキーチェンだ。映画の影響で中学男子はだいたいポケットに胡桃を常備し暇さえあれば指二本で割ろうと訓練していたものだ。もちろんカンフーのポーズで。割れる訳がない。

水に一晩浸して煎るといいと聞いたのでやってみた。継ぎ目が開くし殻自体も脆くなって確かに作業しやすかった。やっては見なかったがこれだったら2本指でも割れるかもと思ったが、この肝心な前処理の部分がジャッキーチェンの映画ではカットされていたということはないだろうか。あの胡桃を握り続けた日々はなんだったのか。

作業しやすかったとはいえ、やっとこ的なものも併用しながら小一時間かかってしまった。できるだけ実を割らずにとか言って遊んでるから時間がかかるのだが、やり終えてらくらくした。もう一度軽く煎ってから少し食べた。肝心のオメガ3は加熱すると簡単に酸化してしまうということは後で知った。しまったことをしてしまったが、香ばしくてうまかった。

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水に浸けてるところ

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殻を煎ってるところ

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やっとこ的なもの(パイプレンチ)

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やり終えたところ

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酸化してるところ

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2024/01/06

ビタミンちくわ

年末に、確か今日の料理番外編のようなラジオを聴いていたら、台所から出汁を取っているいい匂いがしてくると大みそかだなと思う、という投稿が読まれていた。わかるわかると思った。

そして我が家の元旦の雑煮にはビタミンちくわが入ってたなと思い出したのは今日のこと。先日の地震で石川県の七尾市に本社のある「スギヨ」の被災を信濃毎日新聞の記事で知ったから。

なぜ長野県の信濃毎日新聞がピンポイントで石川県の会社スギヨのことを伝えたかと言うと、スギヨはビタミンちくわの会社だから。そして信濃の国でちくわといえばだいたい「ビタミンちくわ」のことだから。自分の世代だと「マルタツマルタツマルタツのビタミンちくわ」という歌がテレビコマーシャルの影響で脳みその深い層に漬け込まれてる。

「桝田屋のそば」「牛乳パン」「ぽんちゃんラーメン」「バナナボート」「やしょうま」などと並んで長野に帰省した際には仕入れたいと思ってる懐かし食品なのだが、帰るといつも忘れる。

現在はマルタツに代わってスギヨが長野県のビタミンちくわを支えてくれていたようだ。スギヨのWEBサイトにビタミンちくわの歴史のページがあって、おもしろかった。60周年に復刻版として販売された写真、緑のロゴで1本包装のが懐かしかった。やはりビタミンちくわというと緑のロゴな気がする。何かの行事だかのおやつでこの1本包装を配られてかじったような記憶もある。

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1本包装のこれ。スギヨのHP(https://www.sugiyo.co.jp/special/story/vitachiku.php )より

 

信毎に寄せられたスギヨの担当者からのメッセージ。なんて律義なのかこんな大変な時にと思うと同時に、人となりが伝わってくる文章にも魅かれた。ファンになった。

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信濃毎日新聞デジタルの記事(https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024010500677 )より

 

被害の深刻さと国の動きの鈍さがニュースを見ていてつらい。無力ながらわずかだけど義援金で応援しよう、再び出荷できるようになったら忘れずビタミンちくわをツルヤ(スーパー)で買って食べよう、と思った。

 

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2024/01/03

年末年始

年末年始は実家で年を越した。大みそかから元旦にかけて日本海側から寒気の流れ込みで天気は荒れた。しかも気温が高いから雪ではなく雨。屋根にわずかに残っていた雪が雨で溶けてなでつける(屋根から雪が滑り落ちることをこういう)ゴーという音、風が雪囲いに打ち付けるバチバチという雨の音で夜中に目が覚めたくらい。詳しいことは知らないが気圧の変化で海の潮位が変わるくらいだから地殻にもなんらかの影響があるのかなと思ったりする。

年越しの魚を焼き、年越しそばをすすり、おせちも雑煮もお汁粉もご馳走になるだけご馳走になって、元旦の昼過ぎに帰りの列車に乗った。別にいつ帰っても良かったのだが、スキー場関係の兄は正月も仕事でがんばってるし、自分もニューイヤー駅伝をこたつで見てても仕方ないので帰って自分のことをやろうと思って帰ることにした。

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飯山駅のアルクマ勤務中。

えきねっとでチケットを予約し、飯山線で北飯山から飯山、飯山から北陸新幹線、元旦なのでガラガラに空いてるはくたかに乗って、地震で揺れたのは東京に着いた後だったので影響はなかった。飯山で停車する新幹線は本数が少ないので次のはくたかを選んでたら足止めになってたと思う。

行きの新幹線は指定席が取れず自由席車両のデッキで立っていたが海外からの4人家族もずっと一緒に立っていた。軽くジェスチャーで軽く交流しながら退屈な時間を紛らわせてくれた。地震のニュースが伝える被害のあまりの悲惨さと避難の苦労がつらい。そして時々デッキの彼らを思い出し、日本語がわからなそうだったけど地震で困ってないだろうかと思う。

前からうすうす感づいていたが、家から駅まで歩くなか全部確認して確信した。飯山のマンホールの蓋は全部道路に沿った同じ方向を向いている。作業員の律義さを感じる。めでたさなどない年明けだったが、自分も律義に前を向いていこうと思った。今年もよろしくお願いします。

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マンホール。雪ん子。

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