« 2023年8月 | トップページ | 2023年10月 »

2023年9月

2023/09/26

駒ヶ根ハーフマラソン(2023)

前日の土曜日夕方、10回大会記念で小平奈緒さんの講演会があった。尊敬しているので楽しみにはしていたのだが思ってた以上に話に引き込まれヒントもたくさん得られた。貴重なトレーニング映像も興味深かった。質疑応答も含めた75分があっという間だった。

武道の達人のような力みのない佇まいと穏やかな話し方。質問に対してまっすぐ答えを返す聡明さ。自然な言葉遣い。言葉の端々にはアスリートというよりも研究者としての側面を感じたりもし、また身体の訓練と同じくらい思考の訓練をされてきたことも感じさせた。

オランダ留学時、オランダ語ができるようになり、しかしある日オランダ人のマリアン(コーチ)にどんな練習をしたいのか訊かれて答えることができなかった。その時、それは言語の問題ではなく自分が考えを持っていなかったからだということに気づき、それから思考のことを意識するようになった。というエピソードが印象的だった。(この留学から帰国して、一つの物事への理解や思考が劇的に変化し、不思議なことに日本語が上手になった感じだった、と結城コーチが語っていたのを新聞で読んだことがある)

2019年の台風災害、何十年も大事にりんごをやってきた方がもうやめようと言っているのをニュースを知り、行かなければならないと思い、外国の遠征先から登録して帰国後に参加したという災害ボランティアの話も、何度聞いても感銘を受ける重要なエピソード。

質疑応答のポイントはこんな感じだったと覚書。
(走りは?):走るのだけは苦手。足首が柔らかすぎるから接地時間が長くなる(瞬時にこの答えが出てくるところがすごい)
(補給について):練習後に素早く補給するために70グラムのおにぎりを常に用意していた(そうしないと「筋肉がどんどん食べられてしまう」から)。
(意識の切替に関して):ふにゃふにゃしてるのが本来の自分なのでかなり無理してアスリートをしていた。

Photo_20230926204901
優勝者に手書きの色紙を渡す小平さん。表彰台の後ろに中央アルプス。

--
翌日は大会だった。
ありがたいことに秋の風が入ってスタート時の気温は20℃くらいで涼しく爽やかな風も吹いている。

しかしながら走りは振るわずこのコースの自己ワーストを更新する結果となった。
一方、二つのアルプスに囲まれ天竜川流れる晴天の駒ヶ根、その秋の景色にはますます魅了される結果となった。

2週間前に掛かったインフルエンザ(たぶん)のダメージがなかなか無くならない。すぐに疲れるし、発作のような咳もなかなか止まらない。ただ咳の連発で腹筋回りがかなり鍛えられてる感はある。せめて体幹の安定に少しでも寄与してくれればと思う。次回の予定は1か月後の手賀沼ハーフだ。

--
帰り、駒ヶ根シルクミュージアムに立ち寄った。

先日、父の一周忌で集まった際に蚕の話になり、蚕棚が並んでいた当時(60年も前)の家の様子を聞き、養蚕への興味が増していたところだった。

展示物の中で最初にくぎ付けになったのは手作業用の道具。煮た繭玉を掬うやつや、繭玉から糸を取り出すときの道具など。家の納屋かなにかで見かけたことがあるやつだ。

Photo_20230926205001
煮た繭玉を掬うやつ

祖母は手仕事に長けた人だった。祖母の法事のときに「自分で桑を育てて、お蚕さんを育て、糸を紡いで、機を織って縫ったのを自分で来てるんだ、ってえばってたんだで」と叔母(祖母の娘)がうれしそうに話してたのを思い出す。

自分が物心ついたことには家に蚕棚が並んでた記憶は無く、蚕部屋はすでに子供部屋になっていた。でも祖母が繭玉を煮て糸を巻き取っているのを傍らで眺めていて中から最終的に茶色いサナギが出てくるのをびっくりしてみていた記憶がある。3歳くらいの記憶ではないかと思う。その蛹を食べた記憶もうっすらある。保育園のおやつに出た記憶もあり、当時はまだ養蚕をやっていた家も結構あったのではないかと思う。

そして見学の最後、本物の蚕さんが桑を食べているのを見て感激した。お蚕さんが桑を食べるときシャクシャクと音がするというのはたびたび話に聞くものの実際の音は聞いたことが無かった。その音を念願かなって聞くことができた。

Photo_20230926205002

| | コメント (0)

2023/09/15

8年

今日は腎臓手術後の定期検査のため手術をしてもらった御茶ノ水の大学病院へ。画像検査による転移等のチェックと血液検査による腎臓まわりの数値のチェックが主な内容だが、それに関しては特に問題はなく、無事に8年をクリアできた。ほっとしている。

とはいえ、検査結果全般に異常がなかったわけではない。

主治医は血液検査の結果を見てまずこう言った。
「なにかありましたか?」

それをみて自分はすぐさまピンときた。
「ありました。」

実は、先週の後半に39.5℃の高熱が出て2日半ほど寝込み、ロキソニンで熱を下げながら耐えていたのだった。それを話すと
「ああ。炎症反応と肝臓の数値が高いのはそのせいですね。お酒は?」
「もうしばらく飲んでません」

検査結果の出力を見せてもらうと、確かに炎症反応のCRPと肝臓の数値が軒並み高い。
びっくりした。参考までにこんな感じ。

Ws000172

γGTPは退院後ずっと100を超えていた(薬の関係と言われている)が200を超えたのは手術直後の検査以来。
血液検査は熱が下がってから5日経過していたのにまだこれだけダメージが残ってるあたり、インフルエンザ(とロキソニン)ってすげーと思った (20231019訂正 先日行った内科でこのことを話したところ、おそらくアデノウィルスではないかと言われた。肝機能を悪化させるアデノウィルスがあるとのこと。ちなみに解熱剤に関してはロキソニンよりもカロナールの方が肝臓に悪いそう。)。ちなみにインフルエンザにロキソニンはインフルエンザ脳症のリスクがあるのであまり良くないというのは後から知ったことだがもう遅い。とりあえず熱はよく下がった。

ちなみにまだ喉は痛い。微熱も思い出したように出る。ちなみに手持ちのCOVID用の抗原検査キットでは陽性にはならなかったので、消去法的にインフルエンザではないかと思っている。


今回の血液検査に当たって一つ試してみたことがあった。何かというと1か月前からサプリメントのアンセリンを毎日少しだけ摂ってみた。結果はこうだ(縦軸:尿酸値、横軸:検査日、わざと記してない)

Ws000173


たった一ヶ月でこんなに下がるとは効きすぎてちょっと怖くもある。

東京医科歯科大学病院の日時計

病院の日時計。

 

| | コメント (0)

2023/09/05

からいこしょ

週末、法事で実家に帰ったのだが、帰りにたくさん野菜をもらってきた。

Ws000166_20230905204601

左が普通の茄子。右が北信濃の伝統的な丸茄子で歯ごたえが独特。そして上が我が家に先祖代々伝わる「からいこしょ」。

「からいこしょ」というのは辛い胡椒という意味。家では昔からこう呼ばれている。名前の通り物凄く辛い。ただ唐辛子のようなホットな辛さではなくて、どこかクールでスーッとする爽やかな辛さが持ち味。

北信濃の「ぼたんこしょう」や新潟中越地方の「かぐら南蛮」とも一味違うし形も違う。自分はものを知らないので自然に生えてくるものなのかと思っていたら、毎年種取りをして代々絶やさぬようにしてきたのだとのこと。

以前、辛い物好きの後輩におすそ分けしたら「こんな辛いの初めてです。またください」と感激され、翌年また分けてあげたら「去年の方が辛かったです」と言われたことがあった。そのように年によって辛さの出来はだいぶ違うようだ。

Ws000167

他にも貰ってきたニガウリ、オクラ、キュウリも入れて炒めてみた。今年の辛さはまずまず。他にはない爽やかな辛さは健在だ。

| | コメント (4)

« 2023年8月 | トップページ | 2023年10月 »