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2023年10月

2023/10/31

考えない

10月の距離が200kmを超えた。十数年走ってきた中で月200kmを超えたのは3回目だと思う。実は思うところあって月間200km以上走るのは自分の中ではなんとなくやめとこうということになっている。とはいえ超えたら超えたで満足感はある(この満足感で生活を害することを警戒してるともいえる)。まあ10月は31日まであったのでしかたない。9月より1日多いからな。

実はもう一つ思うところあって自分の中でやめてたことがある。それは走るときには音楽は聴かないということ。以前は聴いていた時期もあった。でもそのうちやめた。安全面もあるしコードやウォークマンが邪魔くさいということもあるが、なんといっても決定的だったのはイヤホンで耳が蒸れるということ。その後、骨伝導式のも試してみたが顎の関節付近を締め付けられるせいか頭が痛くなったり顎が痛くなったりしてだめだったし、首掛け式のネックスピーカーも試したがバタバタする。鎖骨にぶつかる衝撃でリポ電池が燃えかねない。だからトレッドミルで走るときも音楽を聴くなら外部スピーカー。歩く時だけネックスピーカーという感じだった。

事情が変わったのは10日ほど前のこと。耳をふさがないタイプの、いわゆるオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンと出会ってからだ。こういうやつだ。

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耳も蒸れないし邪魔なコードもない。外の音は普通に聞こえる。素晴らしい。安全に関してもキジやカマキリしかいない農道なので注意して走れば大丈夫だろう。

届いてすぐにこれを使って走ってみた。手賀沼の1週間前のことだ。思った通りだった。気が紛れる。

考えないことが大事なこと、足運び(の修正)に意識が向きすぎるのが諸悪の根源だったことは昨日書いたが、その悪癖が、音楽を聴くという別の認知の割り込みであっけなく解消された。もちろん足に意識が向くことは何度もあるのだが「居付く」(武道用語)ことが無くなった。世界には足だけではなく他にも大事なことがあると思い出せる。いわゆる「脱中心」(心理用語)というやつだ。勢いで書いてるが用語の使い方が間違ってる気もする。

あと、もっと言えば足運びだけでなく疲れも忘れるので走るのが楽しくなる。200kmを超えた原因は明らかにここにある。
まあそれはいいんだ。楽しいのでこれからも必要な時に使っていこうと思う。ただ一つ残念なのは音質。音がかなりこもっていて高音が伸びない。ソニーにしとけばよかったかな...いや、考えるな。

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2023/10/30

手賀沼エコマラソン(2023)

事前に送られてきた大会プログラムに「応援ボランティア」という頁があって、当然その頁からチェックした。中学や高校の吹奏楽、地域の和太鼓など11もの団体がコースのあちこちで演奏してくれるのがこの大会の楽しいところで、私は中でも風早中学の楽団のアフリカを感じる演奏をいつも楽しみにしている。しかし今年の名簿には残念ながらその名前はなかった。しかし代わりに「アフリカ応援太鼓」という見慣れない名前を発見した。これは何を意味するのか。変名バンドだろうか。

昨日が大会だった。雨の中スタート。手賀大橋を渡って湖岸に出て調子が出てくる7km過ぎ、いつもは風早中学の演奏が聞こえてくるところだが聞こえない。と思ったらなんか聞こえる。太鼓の音だ。もう少し行った先の8㎞地点にその太鼓を叩いてる人たちがいた。名前は書いてないがそうとしか考えられない。アフリカ応援太鼓だ。アフリカ応援太鼓は実在した。変名バンドではなかった。きっと同じことを思った並走者数名も次々に手を叩いたり手を振ったり今日最高の盛り上がりだ。楽器は太鼓だけ。雨の中ひたすら叩いている。ひたすら同じリズムで雨で冷える足腰の筋肉と心を心地よくほぐしてくれた。腰を開放すれば心も開放されるというファンクミュージックの神様ジョージ・クリントンの言葉を思い出した瞬間だ。

小雨。気温12℃。たぶん走るには絶好の気象条件。同じ走力の知りあいと一緒にスタートするというのも張りあいがあって好条件だと言える。アフリカ応援太鼓も気持ちの追い風になってくれた。そんな好条件ずくしの中でタイムは1時間43分。過去の手賀沼と比べると良くはない。このコースで最後に100分を超えたのは腎臓の手術3週間後に走った2015年なのでそれ以来の遅さだが、現状を考えるとおおむね予想通りなのであった。そもそも今回のテーマは「考えずにいい感じで走る」だった。

考えずにというのは何を言い出したのかというと、脚運びをあまり考えないことが重要だと最近気づいたのだった。

夏頃に坐骨神経痛がようやく良くなったのでだいぶ走れるようにはなったが、なかなか走り方が以前のようにならない。坐骨神経痛で脚が動かなかった頃に頭で補正して走っていた変な走り方が小脳のファームウェアを上書きしてしまったものと思われる。以前のようにならないものだからまたああでもないこうでもないと頭で考えて直そうとする。そのうちバグ含みのファームウェアで次々上書きされる悪循環。そもそもこういう本来無意識で行う単純動作を意識で制御しようとし過ぎるのは脳の誤動作を招くのでご法度なのだそうだ。それに気づいたのが手賀沼の1週間前。Don't think, feeeelってやつ。

疲れた後半はさすがにフォームが崩れて脚運びに意識が向いてしまいがちだが、しかしそんな時もなんとか上体の姿勢維持に集中し、脚運びから気をそらせることで持ち直し、まずまずいい感じに走れたと思う。

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やけに上体の姿勢だけ維持されてる筆者(写真左の白帽)

あと、タイムではなくいい感じを優先したのは、さしあたっての目標であるつくばマラソンをいいタイムで走りたいからというのがあった。まだいい感じの走り方がロバストではないので、つくばまでの4週間でいい感じを堅牢にしておきたいと思った。

走り方がわからなくなっているときは同じ労力で走ってもペースは1キロあたり30秒程度遅い感じだった。1週間前に以前の感じを思い出してからは走り方だけで1キロ15秒くらい速くなった。残りの15秒はその走り方のための筋力やその他だと思うのでこのまま続けて、あと4週間で元に戻ればいいなと思っている。

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