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2023年11月

2023/11/27

つくばマラソン(2023)

4週間前に走った手賀沼ハーフは狙ったようにその日だけ雨だった。2週間前に走った松本マラソンも狙ったように寒気が流れ込んで寒かった。そして今日走ったつくばマラソンは雨(霧雨)と寒さ(6℃)のセットだった。すっかり雨と寒気に好かれたが、おかげで雨も寒さも練習ができている。

スターターの筑波大学のスポーツ局の方が挨拶でいくつかの論文では6℃というのが最も記録の出やすい気温だと言っていた。実際、結果的に今回の優勝タイムは大会歴代2番目だったようだし、ただでさえ高速コースと言われるつくばマラソンでこの気温なので自己ベストを更新した人も多かったみたいだ。チャンスだとスタート前の自分も思った。

思ったので自己ベスト狙いで行くことにした。最近の成績を客観的にみれば自己ベストが狙える走力があるようには見えないが、客観的にみている暇はない。何しろ寒いのだ。寒すぎて考えなくても勝手にペースが上がる。まあ上がるに任せて半分まで行ったら考えればいいと思った。

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ホカロンを握る右手にも力の入る何しろ寒い序盤の筆者(白帽黒服)。


とりあえず半分まで行った。平均して5分/kmなので予定通り自己ベストが狙えるペース。ここまでやけにラクに来れたので、中間点の手前でいったん立ち止まりシューズを脱いだ。

ラクに来れたからと言って何をしているのか。それはずれた靴下が指の股を圧迫して痛みが出始めていたため念のため今のうちにずれを直したのだ。思えば前年のつくばは中間点まではいいペースで(思えば今日とほぼ同じペース)、しかし靴下のずれによる圧迫で黒爪になり終盤大失速した。前年と同じ轍を踏まないため、後半を快適に走るため、いったん立ち止まって先手を打つ余裕を見せた形だ。

そしてシューズの中の問題は見事解決したにも関わらず、結局ここから去年と同じく失速が始まったのには驚いた。爪を痛めてなくても前回と同じタイミングでペースが落ちていった。考えてみれば靴下のずれが始まるタイミングが同じというのも怪しい。靴下がずれるような走り方になるのはおそらく疲労の兆候で、それに自分では気づいていないだけなのだろう。

じつは内心まぐれだと思っていた前年の失速がまぐれではなく再現性があったことには打ちのめされたが、しかしながら、爪の痛さや剥がれの懸念で戦意喪失しての大失速に比べたら、単に脚の売り切れによる大失速はずいぶんマシだしわりと楽しい。近年は不整脈とか坐骨神経痛とか爪とかが多かったので今回そういう外乱ではなく久しぶりに純粋な力不足で打ちのめされてるだけなのでよかったなあという気持ちさえある。

3時間47分少々。前年より9分程早かったのは多分中間点で靴下を直したおかげであって、1年前よりも走力が付いたということではなさそう。でもまあ2021年以降の大会再開後としてはベストタイム。これから冬の大会に向けては長時間走っても靴下がずれないために少し長い距離を走る練習をしようと思った。


ゴールして運動による熱生産が終わった途端に体はひどく冷え、手も受け取ったペットボトルのフタが開けられないくらいかじかみ、荷物置き場に使わせてもらっている筑波大学のサッカーグランドでの着替えは手が思うように動かず難航した、それでも何とか傘を使わずに済む霧雨程度に収まっていたのは助かった。その後寄ったココイチの4辛でただちに体の熱が回復。カレーは偉大だ。


今回の忘れ物。
1.普段着用の上着。出かけるは温かかったので着なかった。カバンに入れたつもりが入れてなかった。仕方なく綿が入ってないペラのウインドブレーカで代用した。寒かった。
2.レース後に濡れたウエアを入れる袋。カバンに入れといたビニール袋を使おうと思ったらでかい穴があいててびびった。間違えてポンチョ替わりにと穴をあけたものを入れてしまったようだ(丸めてしまうと見分けがつかない)。

 

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2023/11/19

松本マラソン(2023)

1週間経ってしまったが先週の日曜は松本マラソンに出てきた。

松本を前回走ったのは2017年。第一回大会。その時は帰りにコーラ色の尿が出たことをよく覚えている(その後検査して大丈夫だったのだが)。

あと、前回の記憶としては、朝のシャトルバスの待ちと、給水所が快適だったことも覚えている。シャトルバス待ちの列はよく段取りが考えられていてスムーズ。給水所は最初のテーブルから最後のテーブルまで100メートル近くもの長さでこんな渋滞レスな給水所は他にないと思った。それは今回も同じだった。素晴らしい。

前回出た時とはコースが変更になっていて、現在のコースは、上り下りが惜しみなく組み込まれ更には向かい風もフィーチャーされたというもっぱらの評判。なるほど金曜日まで暖かく穏やかだった天気が、土曜日からの寒気の流れ込みで、本番当日の日曜日にばっちりコンディションを風速7mの向かい風を合わせてくるところがさすが。

ということで、どのくらいの時間で走れるか見当がつかないし、逆に練習としては絶好のコースなので、ペースを気にせずトレーニングのつもりで走ろうと朝決めた。血尿が出ないくらいの感じで。

そんな心掛けなもんだから、スタート前にガーミン時計のスイッチを入れて驚いた。バッテリーの残量が無い。充電してくるのを忘れたようだ。ペースを気にせずというよりペースがわからない状態でスタート。

スタート時の気温は3℃くらいだったらしい。息を吸うと気分が引き締まる。

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信濃毎日新聞のスタート映像に映り込む筆者


スタートしてすぐアンパンマンを帽子にのっけた走者が近くを走っている。アンパンマンの人気は絶大だ。序盤の下り基調から松本城のお堀をぐるっと回り、松本市美術館、あがたの森を経由して薄川から見える美ヶ原、折り返して見える白い北アルプスが美しい。ここまで最高としか言いようがない。そしてお楽しみはここまでだ。

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走行中の松本市美術館


薄川(すすきがわと読むのだ)から南に左折するとその先10kmは上り&向かい風。アンパンマンにもおいてかれた。修行はここからだ。前の走者を風よけに使うことなんかしない。なぜなら修行だからだ。更に言うと向かい風の抵抗をいかんなく受けとめるためウインドブレーカーすら着たままのおれだ。

中間点を過ぎていったん上りは終わった。意外と大したことなかったと思ったが、そう思っただけであとで確認するとペースはがた落ちだったようだ。そしてこの後は上った分を一気に下る急こう配の下り。脚の故障もあって苦手な下り。正直なところこの下り坂の存在をしってエントリをためらったくらいで、かなり警戒していた。

上り以上にペースを落として何とか無事には下った。しかし下りですっかり足腰のバランスがおかしくなってしまい、ロボットのような走りしかできなくなってきた。坐骨神経痛も出始めた。おっかなびっくり下を向きながら走っていたら32キロくらいでみんなとハイタッチしていたゲストの小平奈緒さんに気づかぬ痛恨のミス。通り過ぎてから気づいた。なんたる粗忽。

とはいえそれを補って余りある沿道の応援があった。なんなんだろう松本の人は。みんなびっくりするほど元気で熱心に応援してくれるのでそのたびにこっちまで元気になった。ピョンピョン飛び跳ねながら手を振ってくれる給水ボランティアの人もいる。一番良かったのはスカイパーク内の残り2kmの給水所。「あと。2キロ(ピース)。あと。2キロ(ピース)」と応援してくれた人だ。笑ったなあ。「あと。」でカップを並べていた手を「2キロ。」で上げてピースサイン。


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コース横の松本空港の吹き流し。秒速4.5メートルといったところか。


オーバーするとは思ってなかった4時間をだいぶオーバーしてゴール。メダルとタオルをかけてもらい、おにぎり、給水所でも出されていてとってもうまかったりんごジュース、スポーツドリンクなどを貰い、広々したやまびこドームで着替え、シャトルバス乗り場に行くと自分で定員、すぐに出発。早く松本駅に着いたのでずくを出してさっき通った松本市美術館とあがたの森の旧制高校記念館を徒歩で見学。参加特典でから市内のいろんな博物館に入れるありがたさ。

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走った後の松本市美術館


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旧制高校記念館。井上靖と四高の資料をくまなく見学。


そして松本マラソンから1週間。果たしてトレーニングの効果はあったかというと、かなりあった。大会ではジョギングペースで走っただけなのにどういう理屈なのかわからないが、10キロ走で今年一番のタイムが出て驚いた。なんか走り方も変わった。参加して良かった。そしてこの調子が来週までもてばいいなと思う。

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