カテゴリー「愛媛マラソン」の記事

2024/02/13

愛媛マラソン(2024)

見れば増え見れば開きし 予報傘
いきなり五七五でその割には季語もなくてなんなのかと自分でも思うが俳都松山から帰ったばかりなので大目に見て欲しい。
雨風で大荒れの予報が出ていた。天気のサイトを見るたびに傘マークが増えていくし閉じていた傘マークが開いた傘マークになっていく感じだ。しかし実際には序盤に弱い雨がポツポツ当たったくらい。風も復路に入って向かい風がきつかったような気がするがそれほど苦にならなかった。気温が高かったおかげか手が冷えて困ることもなかった。
と思って観測データを見ると体感の記憶とだいぶ違う気がする厳しい数字。集中してたんだな。
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tenki.jpより観測データ

 

一万人ふりさけみれば松山城@スタート
勝山町のホテルから会場の城山公園まで徒歩15分。9時に出ても9時半の手荷物預かりに余裕で間に合う。こんな楽な大会はない。
スタートブロックはD。オープニングセレモニーで出走者1万547人からの歓声がひときわ大きかったのは急遽オープン参加の松田瑞生選手。中村知事は出張とのこと。城山公園からスタート地点の県庁前に移動すると途端にビル風が強く、スタートまでの10分程が一番寒かった。
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朝9時一番町通り。まだ降ってない。

 

ひよいと伊予路へ雨でも晴れきつてゐる@序盤
山頭火「ひよいと四国へ晴れきつてゐる」の真似である。すこし雨が降ってるような気もするが走る人の多さと応援の多さに気を取られてよくわからない。中央通りを右折して環状線に出た5km付近でやっと集団がばらけ、ようやく自分の足で走っている気分になる。ペースを確認すると5:05/kmと予定よりちょっと速い。今回は2週間前に痛めた足の爪にダメージを与えないことが重要な課題。そのうえでシーズンベストは更新したいなと思っている。少しペースを落とす。目安は32kmまで5:15/kmくらい、32km以降は5:30/kmくらい。これで3:45:00くらいになる寸法。

 

伊予路をマラソン人が駆け足でプラカード眺め行き過ぎる@平田の坂
五輪真弓の恋人よのパクリである。もちろん「伊予みち」と読むし「マラソンびと」と読む。平田の坂を無難に越えると「いずれ着く」のプラカードの人。すっかりおなじみとなり手を振る人も多い。
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関連で翌日見かけた路面電車「進み続けりゃゴールに届く。」

 

マリモとは吾のことかとアルクマ云い
今回のアルクマ認識率(記憶ベース)。私とおそろいのビニールをかぶせたせいで見えにくかったかもしれない。
・「あらかわいい」「なに?かわいい」←たくさん
・じっと凝視&「あれなんだろう」←3名
・小さい子供が指さしながら「ほら見て」←3名(これが一番うれしい)・
・「やばいなにww ほらついてる」←1名(後述)
・「マリモ?」←1名
・「マリモさんがんばれ」←1名
・「ハイネケンがんばれよ!」←1名
ハイネケンとは私が来ていたウエアである。

 

山田屋のまんじゅうひとつ道なかば@光徳院
中間地点の、立岩川の上流にむかって緩やかに上る区間が好きでいつも調子が上がる。そしてそこを上りきった左側に山田屋まんじゅう本社があることを今回8回目の出走にして今頃知った。だからここで山田屋まんじゅうを提供してくれているんだな。走ってる最中に固形物を食べるのが苦手な自分だが唯一いつも頂いてるのが山田屋まんじゅう。山田屋まんじゅうと言えば公式サイトにある「著名な方々から一句」の中でしりあがり寿氏の、
 えべれすとのてっぺんにいしをつんで
 そのうえにおまんじゅうをチョコンとおく
がさすがの味わい。1個140円の高級品をほおばり右にカーブして見える海と島の景色も秀逸。ゴールまで残り20km。
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山田屋まんじゅうをチャージする筆者(緑)。youtubeから。

 

テーブルの渡せる端に置くポンジュース白きを見れば塩舐めにける@JAえひめ中央北条
山田屋まんじゅうのあとは25.5kmの補給地点JAえひめ中央北条でポンジュースを飲み白い塩をなめ、ミネラルとクエン酸をチャージ。少し落ち気味だったペースが予定のペースに戻った。

 

信州をくまなく歩くアルクマと 伊予路で競歩の同郷と
26.5km付近で何か後ろの方が騒がしい。「はやいはやい!」という声が聞こえる。と思ったらすぐ隣をテレビカメラを引き連れた競歩リレーの3区松永選手が追い抜いて行った。速度もさることながら体の動きの速さがすごい。間近に見ると確かに「はやいはやい」と言うしかない速さだ。今回競歩の選手が最後尾からスタートし4名がリレー形式でつなぐという試みがあることを聞いていつ抜かれるか楽しみにしていた。4名のうち荒井選手と藤澤選手は長野県の出身ということでも注目していた。私と同郷であり私が頭に乗せているアルクマとも同郷である。しかも歩くことの専門家ということでもアルクマと共通している。気づいて一声かけてくれるか(私にではなくアルクマに)と期待したが後で知ったのは藤澤選手はこの前の2区、荒井選手はこの後の4区で邂逅は実現しなかった。このあと32kmまで粘れば荒井選手にバトンタッチだったらしいが、もしわかっていても追いつける速さではなかった。

 

踏みしめても踏みしめても忝い道@堀江
もちろん山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」のパクリである。かたじけないを漢字で忝いと書くことを恥ずかしながら変換してみて初めて知ったがおかげでうまいこと字数が合った。
競歩の人に抜かれたあと競歩の真似をしたりしながら走っていたが、それが良かったのかペースが落ちることなく32kmまでの平均が予定通り5:15/kmでこれた。何より爪も無事なのがうれしい。この先2つのトンネルはうわーすげーと笑いが出るほどの向かい風。トンネルを抜けると堀江地区。この地区の方々と堀江小の子ども達がコースのゴミ拾いをしてくれたという南海放送のニュースを先日見た。平田の坂の手前のこの辺りのゴミ拾いをしてくれたんだなと思い出しながら走った。

 

爪も無事 詰めも無難にお堀越え@ゴール
足の爪にとって最大の難所である平田の坂の下りも無事に下れて安堵。もう走り切ったも同然。高校生の熱い応援隊。この子たちはサッカー部かなとかバスケ部かなとか想像する。野球部はすぐわかる。今日や説明会も含めて休みを何日か潰れているはずだがすごい笑顔で熱心に応援してくれる。40kmの辺りに今年も読者の脱走さんの応援。この40kmというのが絶妙で、もうすぐいるかなと思う手前2kmと応援で元気がブーストされてからのラスト2km、この詰めが甘くなりがちな最終盤に毎回大いなる貢献がある。ありがや。42km地点で左折しお堀を渡るとあと200mでゴール。
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ニヤニヤ走りのハイネケンジャージ。「やばいなにww ほらついてる」の声。youtubeより

 

測ったら謀ったようなタイム出た
シーズンベストが更新できたのもうれしいし、このコースでは調子のよかった頃の2020年の次にいいタイムだったのもうれしいが、ガーミン時計の時間と事前の皮算用した時間がぴったりだったことには駄洒落を言いたくなるほど驚いた(スタートのロスタイムと距離の計測誤差は去年のデータから計算していて、ガーミン時計は計測マットを踏むタイミングと数秒ずれていたようで、それで一致したただの偶然とはいえ)。
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マラソンは疲れるけど、愛媛マラソンはなんか元気になるな。
伊予鉄の市電に書いてあることばの中で私のお気に入りの一つ「幽霊はコワイけど、おじいちゃんになら会いたいな。」へのリスペクトでもある。
手荷物預かりの場所に向かって歩いていると、到着しないうちに向こうから持ってきてくれて驚く。ゴール後に楽しみにしている芋炊きのふるまいとJAが配ってくれている塩むすびのおかげで、筋肉の分解を抑制するための当座のエネルギー補給は大丈夫だろう。パスコのパンも2切れいただいた。宿に戻って着替えをし洗濯をしてから至極のひと眠り。起きて道後温泉に向かうと駅を降りたところですでにかなりの混雑。マラソンの人だけでなく観光客も多い。そういえば3連休だった。

温泉は諦めて引き返す市電、市電の俳句ポストにいつか投句したいと憧れるものの、ここまでご案内の通り駄洒落のようなものしか思いつかず投句への道のりは42km以上に遠い。できることと言ったら代わりにツイッターに投稿するくらいだ。
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翌日も晴れたので行きたかった山頭火の一草庵に久しぶりに訪れることができた。6年前に来た時と変わらずただそこにあることにしみじみと感じ入った。

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2023/02/14

愛媛マラソン(2023)

愛媛マラソン3年ぶりに開催され自分も3年ぶりに参加。うかれながら走ってきた。3年のブランクを感じさせないどころかよりパワーアップしていた(私ではなく大会が)。ボランディアの方々や沿道の応援の方々の開催待ってましたと言わんばかりの熱心なサポートと応援がありがたかった。暖かかったこともあってかいつも以上に人出が多く賑やかだった。

スタートブロック。
愛媛マラソンのスタート前の整列は松山城の下の公園。スタート地点はそこから離れた大通り。スタートセレモニーが終わったあとに速いブロックから順にスタート地点の大通りまでわらわらと移動する。これが控室からリングに向かうようないよいよ始まる感があって非常に良い。Dブロック。申し込み時点では3時間半の予定だったが秋からの相次ぐ後半失速を受け今回は3時間50分が目標。

スタートセレモニー。
知事、市長、土佐さん、いつもながらコンパクトで気持ちのいい挨拶。ボランティアの中学、高校、団体への感謝状贈呈式もあった。市長はボランティアへの感謝とボランティアがいかに大変でボランティアのおかげで大会が成り立っているか、ぜひ積極的に感謝の声を掛けてあげて欲しいということを再三話していた。バカタレが捨てたごみも高校生のボランティアが後で拾うのだから捨てるなとも言っていた(バカタレとは言ってなかったかもしれない)。大切な呼びかけ。この呼びかけの効果か今回ごみや給水カップの散乱は前回より少なかったように思う。

スタート地点。
いよいよ移動して県庁前のスタート地点、手前の交差点のところにオレンジの伊予鉄のバスが2台止まっているなと思った。選手から向かって右側の方。私も右側が好きなので列の右側に位置取っていた。号砲が鳴って列が動き出したとき、何気なくバスの方を見た。びっくり。昨日の空港から乗せてきてもらったリムジンバスの運転手がいる。
オレンジのバスとまっとる

昨日の話。
来るたびにひそかに注目してるのは空港からのリムジンバスの運転手。発車まで一人三役くらいの大忙しだがいつも声掛けやお客への対応に人間味があって感心する。今日の運転手さんも、行先の案内、荷物室の面倒、残りの席数のチェック、乗れない人への詫びと次の便の案内など大忙しでこなし、マイクを通した「発車します」の声の合間にもハーハーという息を切らす音が混じる。
その後しばらく進んで最初の信号待ちだっただろうか、運転手さん突然シートベルトを外し慌てた様子で後ろの座席を何やら確認。「しまったー」という声を発し、がっくりして運転席に戻る。全乗客が注目。そしてそのあと会社への連絡であろう無線の声が聞こえてきた。
「乗り場のところに青いバッグを忘れてきてしまいました。どなたか回収願います」
「お客様のですか」
「いいえ、運転手のぼくのです。お金が入ってる大事なやつです」
来た時のリムジンバス

スタート地点。
その運転手さんが同僚と手を叩きながら応援していた。バスの前から2列目で間近から成り行きを見守っていたので見間違うはずがない。おもわず「青いバッグみつかりましたか?」と言いたくなってすんでのところで思いとどまる。とりあえず笑顔だったので大丈夫だったのだろう。右手を上げて応える。

~5キロ。
人が多くて華やかだなあと思いながらうれしい気分で走る。道一杯の走者と鈴なりの応援がずっと続いて走ってることを忘れる。気温は確かに高め。最初の給水からとっていく。提供されるスポーツドリンクはVAAMウォーター。好きな味。走りながら紙コップで飲むのが下手で以前は50%の確率でむせていたが、いつの間にか普通にできるようになった。つぶして飲み口を作るのはもちろんだが顔の向きが意外と重要だと思う。
(頭に)乗ってる男

~10キロ。
平田の坂を難なく上って難なく下る。初めて参加したときは行きのこの坂ですでにグロッキーだったことを考えると成長を感じてまんざらでもない。平田の坂を下るといつも「いずれ着く」のプラカードで応援してくれる人が「行ってらっしゃい」と言っている。記憶より少し声が太い。3年経ったとはいえ風貌も変わってる気がする。そういえば前回も偽物がいた。別人だろうか。
平田の坂

~15キロ。
トンネルを過ぎたあたりで「なにあれかわいい」というオン・ザ・ヘッドの人気者に対する今日初めての声援をいただく。走者がばらけてきて見やすくなったのか次第に声がかかるようになった。
そして今度は14キロくらいだっただろうか「アルクマ?」「わからない」との二人組の声。だいぶ通り過ぎてからだったのでピンポン!とは伝えられず残念だったが、一日を通してこの人だけが初見でアルクマだと認識してくれた。高い見識と卓越した動体視力の持ち主に違いない。

~20キロ。
北条方面はいつも北よりの風が吹くイメージ。今年も吹いてきてよし北条まで来たなと思う。最高気温16℃との天気予報で確かにだいぶ発汗しているが、風が当たると一気に汗冷えする。ちょっとした風や日差しで体感温度が上がったり下がったり。

~25キロ。
立岩川の上りは上りなのに走りやすくて好きだ。景色がいいせいだろうか。そして上りきると山田屋まんじゅう。いつもは固形の補給はとらない自分だが山田屋まんじゅうだけは別。小さいからといって一口で食べると喉に詰まる危険があるので(前回学んだ)、今回は少しずつ食べた。元気出た。
立岩川

~30キロ。
25.5キロのJAあぐりセンター北条ではいつもポンジュースを出してくれる。ポンジュースだけはプラコップなので外からでも色で見分けがついていい。しかし紙コップのように潰して飲み口を作れないので立ち止まって飲んでいると隣で係の人が「なにあれ」「わからんなんだろ」と言ってるのが聴こえる。待ってましたとばかりに「アルクマです長野の」と答える。「へー、遠い所から来たんだ」といって送り出してくれた。

~35キロ。
はっきり言って脚のあちこちが痛くなってきた。ペースも落ちてきた。カフェインが必要な場面だ。長年愛用してきた黒のメイタンが製造中止の報を受け、代わりに今回初めて持参した「メダリストのコーヒー味」をマウスにイン。液体かと思ったら固い寒天のような歯ごたえ。味は結構いい。

~40キロ。
平田の坂の上り口で再び「いずれ着く」の人。左手を上げ「いつもありがとう」と声を掛けると「あいよー」と太い声。ちょっと記憶と違う。違う人だろうか。
平田の坂を越えて39キロの給水、私の帽子の上を凝視しながら「なんだあれ?なんだあれ?マリモか?」と驚いている野球部っぽい高校生の声。あまりに最高で今日一番笑った。ずっこけそうになった。

~ゴール。
キョロキョロしながら走っているといつもコメントをくださる脱走さん発見。うちわのおかげですぐにわかった。なるほどその手があったかというデザインのうちわが大変うれしい。先ほどの高校生のいかした声掛け(マリモ)を脱走さんに報告して(言わずにはいられない)あと2キロ。これで意識の切り替えができ、最後の1キロは4分50秒まで上げて、予定の3時間50分にあと14秒残してゴール。

ゴール後。
上等な完走タオルを掛けてもらって、3年ぶりに3時間50分を切れてうれしい気分で記録証の発行。発行係の高校生に頭の上のコーチを褒められさらにうれしい。頭の上にみきゃんを乗っけてる人がいたのでどうやって止めているのか情報交換。安全ピンでとめてるとのこと。裏に安定を良くするための補強材を当てている。なるほど。
まりも

この後の芋炊きのふるまいをいただくのが何といっても楽しみなのだが、走るのをやめたらしばらくすると急速に汗冷えがきてしまい腹が冷えてかなわない。しかも何たる粗忽。暖かくなる予報で油断して投宿のホテルから走る格好だけで来てしまったので着替えがない。一旦投宿のホテルに戻って着替えてくることにしたがこれが失策。着替えてちょっと横になったが最後、居眠りしたのも気づかぬまま気づいたらすでに夕方であった。

とはいえ問題ない。十分に楽しかったとみえ芋炊きのことはすっかり頭から消えている。ホテルのコインランドリーが回っている30分で近所のココイチで回復用のカツカレーを腹に入れ、そのあとみかん電車で道後温泉に向かい42キロ走ったダメージを回復した。いい湯だった。みかん電車

翌朝は雨、歩道で向こうから来た人に道を譲ろうと右によけたら相手も右に左によけたら相手も左に。相手はあっはっはと笑い出してこっちもつられて笑ってお辞儀をしてすれ違った。

伊予の蜜柑のやはらかさ いつも来るたびに道後温泉も温かいけど愛媛の心も温かいと思う。温泉で見たこの句のように伊予の蜜柑のやはらかさも感じる。いつも元気になって帰ることができる。愛媛の皆さん今年もありがとうございました。

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2020/02/10

愛媛マラソンにでてきた(2020)

2年ぶりの愛媛マラソン。一番生き返る愛媛マラソン。今年は絶好の天気で景色素晴らしく終止楽しいまま謎の快走、前回のこのコースのベストを10分上回る、他のコースを含めても史上3番目のタイムとなる良い走りができてうれしがっている。


ランネットのタイムで追っていくと、

■Start 00:02:29
・寒さをある程度警戒して背中のポッケにホカロンを携行したりビニールを被ったりしてきたが太陽のサポート素晴らしくはっきり言って不要。号砲=坊ちゃん電車の汽笛が鳴ってからの2分少々でビニールは脱いで畳んで背中のポッケに。ホカロンは仕方ない背中の荷物だ。スポーツ腹巻も今さら脱ぐわけにはいかない。靴の中で指が滑るのでシューズの紐を少しきつく締めてみる。

■5km 00:28:34(26:05)
・坊ちゃん電車に手を振って走り出しいきなり右のアキレス腱が痛い。こういうのは普通は着地を調整しながら走ってるうちに治まるものだが治まる気配がない。いつもと違うということで思い当たるのはいつもよりきつく締めたシューズの紐。平和通りに出て2キロ付近で立ち止まりシューズの紐を緩めてみたら、あっけなく治った。1分のロス。

■10km 00:54:04(25:30)
・平田の坂を上って下りたらいまや恒例、「いずれ着く」のプラカード。いずれ着くの人は「ここで待っとるよ。ここで待っとるよ」と2回言った。

■15km 01:21:07(27:03)
・やっぱりシューズの中で足が滑って滑って足裏に水膨れができとる感触。直前のメンバー変更で選定されたシューズと靴下が合っていない、ないしはシューズを洗ったときの脱水が足りず洗剤が残ってた可能性も頭をよぎるがそんなこと知ったことか。おれは楽しいんだ。この後の大好きな立岩川沿い光徳院への上りに備えてパワーウェイトレシオ対策(トイレ)。90秒のロス。

■20km 01:46:41(25:34)
・浜田省吾風のサングラスで「路地裏の中年」とワイシャツの背中にマジックで書いた人が近くを走っているなあと思っていた。そしたら沿道から「浜省がんばれ」と掛け声。浜省「ありがとうございます」。続いて「夕べ眠れた?」の掛け声。笑って腰が抜けそうになった。もちろん歌詞を引用した応援。なんて反射神経なんだ。それに対して浜省「うん眠れた」。これはどうなのか。

■25km 02:11:46(25:05)
・立岩川から光徳院。大好きな区間。実はここまで暴走したいのを我慢してキロ5:10の安定ペース(ロスタイムを除いて)を保ってきたがこの区間は上りなので好きなように走ったら、ガーミン時計はキロ4分台。走りながら固形物を食べるのが苦手ながらこれだけは取ろうと思ってた山田屋のまんじゅうを補給所でゲット。親切にも包装紙を少し剥がして渡してくれたので、かじかんだ手でも簡単に中身を取り出せ、口に入れたらあまりにうまくて一口で飲み込もうとしたら喉が詰まり、その時だけ若干のタイムロス。

■30km 02:37:12(25:26)
・なにが驚いたかって28キロ地点「いずれ着く」のニセモノがいたことだ。明らかに違う人物が同じサイズの「いずれ着く」のプラカードを持って立っていた。笑ったなあ。いやニセモノというのは失礼。のれん分けかもしれない。

■35km 03:02:36(25:24)
・そして平田の坂の手前、本家「いずれ着く」はここで待っていた。約束を守る男だ。そして「だいじょぶだいじょぶ、行けるよ行けるよ」と励ましてくれるこの安心感。初代は実在した。はっきり言ってダミーがいた28キロ以降は疑心暗鬼で、それに気を取られてるうちに設定ペースより早い。

■40km 03:28:32(25:56)
・トンネルを二つくぐって野球部の応援に手を振ってたら更に元気が出て復路の平田の坂。こんなにラクにクリアしたのは初めてで、登りはともかく急な下りを下れる脚が残っていたことは今まで無かった。楽しい。

■Finish 03:39:28(10:56)
・40キロを過ぎて、「ハイネケン!」と聞こえたのはまさしく自分に掛けられた声ではないか。このブログの読者の方が私を見つけて応援してくれてるのだ。振り返り「ありがとう!」と手を振ったら俄然ペースが上がって本日最高のペースのままゴール。前回の愛媛より10分も早いまさかの3時間40分切り(グロス)。この難コースで自分歴代3番目の好タイムが出るとは想像もしてなかった。


何が良かったのか。気象条件が絶好だったと言える。ゴールして足の裏や指が豆だらけだったのも前半の暴走を抑えるのに役立って結果的に後半にペースを上げられた気もする。元気が良くて沿道の応援がいつもより笑顔なもんでこっちまで笑顔になった。知ってる人の応援の威力。あと昨年出られなかった分、余計に楽しかった。

写真。

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スタート。右のアキレス腱が痛い筆者。(南海放送のユーチューブより)

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10キロ過ぎ。最初のトンネル。登りたくなるようなみかん畑。

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続いて二つ目のトンネル。登りたい。

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トンネルの中。若いこだま。

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21キロから中間点。大好きな立岩川。

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光徳院まで登って山田屋まんじゅうを貰って22キロ、緩やかに右折すると景色が開け、海とぽっかり浮かんだ島(鹿島?)が見える最高の下り。

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本物。35キロ平田の坂の上り口の好青年。

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37キロ、平田の坂を下り終えたカカト着地の筆者。

 

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前日の土曜日、羽田で飛行機の座席に着くと隣の人からいきなり「愛媛マラソンですか?」と話しかけられしばし会話。その方は「私は走りませんよ」と言いながらも1年おきに荒れる天気のこととかコースのこととか詳しく、聞けば松山在住の方とのこと。別れ際にもずっと手を振ってくれて、愛媛に着地した時点でいい気分だった。

空港から受付に向かうためリムジンバスに乗ると、前の席のじいちゃんと荷物や案内に忙しい運転手さんとのやりとり。
「運転手さん5時半のJRに間に合う?」「えー?さっき出たのがJR行きだったんやけど、ちょっと待ってな」「JRの松山駅行きたい」「5時半ってゆうた? 間に合うよ」
運転手さん大忙しでぶっきらぼうなようだけど、とても優しい。じいちゃんもいい味。人と人との近さを感じて、大好きな愛媛に来たなあと思う。

いつも地元の大会を除けば常に一人参加だが、今回は珍しく会社の同僚も参加。先に来ていた同僚と合流し、御同役では夕飯など。といって大街道に向かったが、一昨年まで夕飯を食べていた出雲屋さんが何処にもなくて、どうやら店じまいされた模様。おばあちゃんたちが一生懸命やっていて好きだったのに。残念だった。

走り終わって路面電車、宿のある勝山町で降りると、片手に杖を持ったおばあさんが次の電車を待っていた。自分も信号待ちだったので立ち止まると話してこられた。
「今日マラソンあったの?」 ええ、ええ。走ってきました
「道後温泉混んどるね」 ああ、参加賞で券もらうからみんな行くからね
「行こうと思ったけどじゃあ行かなくて良かった」 そっか混むもんね、ごめんね
「いいやいいんだよ。教えてもらって良かった。」
「走ってそのままお湯に入って帰れば一番いいさ」
「どこから来なさった?」 千葉からです
「あの人は、高橋さんは来た?」 来ました。高橋尚子さん。コースでみんなを応援して。
「あの人に応援されれば力出るだろ」 うん。でます。
(信号が青に変わって)
「私も渡るんだ、温泉行かないから」
(10cmほどの段差を降りるのに難儀されてたので、手を貸して一緒に渡る)
「はは、(信号が)赤になっちゃった」 大丈夫ですよ。
「それじゃあ」 それじゃあ。(おばあさんいつまでもお元気で)
かっこの中は心の中で言ったけど、声に出して言えばよかった。


愛媛に行くと通りすがりの人との会話がある。おじいさんおばあさんと話ができる。
それが大きな楽しみだったりするなあと思う。1年に1回は必ず行きたい。来年も行きたい。

 

翌朝、松山城を登り石垣に沿って上り、アサヒで鍋焼きうどんといなり寿司と和田ラヂヲさんの絵を堪能し、道後温泉に浸かり、お土産の山田屋まんじゅうを購入し、街路樹のクロガネモチの実の鮮やかな赤を眺めながらリムジンバスで松山の街をリーブ。空港で仕上げにジャコ天。

 

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問1、一六タルトはどのように巻いているでしょうか。伊予鉄路面電車。

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うどん屋さんアサヒに行く途中の道端で。

 

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2018/02/06

2018愛媛マラソン

今年も運よく当選、愛媛マラソンを走ってきた。だいぶ寒くて手はかじかんだが脚の動きに支障が出るほどではなく、愛媛マラソンの中ではこれまでで一番いい走りができてうれしがっている。


いつも通り前日土曜日、羽田発12:30のJALの便で出発。昨日の金曜日、関東では結構な降雪があって、思い出したのは4年前の初参加の2014年、土曜日に全国的な大雪で飛行機は欠航し新幹線でぎりぎり間に合ったときのことで、今年は一日違いでよかった。今日は晴れていて無事に離陸。

そしていつも通り、客室乗務員さんの愛媛マラソン応援機内アナウンスを聞いて気持ちよく松山に着陸。いよてつリムジンバスはすでに満員で一時的に発券中止の状態。それじゃ定期バスで行こうかと思ったところ、いよてつの係の人が、いま掛け合って増便してもらったので、少し待ってくださいね。いま車庫から出てるところです。いう意味のことを、行ったり来たりしながら案内してくれたので、待つことにした。人のよさそうな人間味ある係の人の立ち回りを観察してると時間を感じなかった。

その後、無事に到着したリムジンバスに乗り、まずはホテルにチェックイン。荷物を置いてから受付会場の南海放送へ。受付の高校生から頑張ってくださいという言葉とゼッケンを受け取り、明日の補給食の展示をチェックし、お濠を渡って公園で参加賞のティーシャツを受け取り、観光協会からの県外参加者への参加賞を受け取り、早くも受け取ってばかりだ。

場内放送は明日の寒さと低体温症対策を繰り返し訴えている。スポーツ店の出店も防寒グッズの品ぞろえを強化している。ウェザーニュースの予報では明日の最高気温3℃とのこと。私はtenki.jpの最高気温1℃風速7m/s曇りを覚悟してきたのでむしろ少し気が楽になったくらいだ。そんなことを思ってにやにやしながら会場を一回りするうち、開会式の時間を逃してしまった。仕方ないので少し早いが夕飯にしようと徒歩で大街道へ行き出雲屋さんで鯛めし。そのあと少し近所をブラブラしてると弱い雨がパラパラと降り出したので、宿に逃げ込み明日の準備。


翌朝、5時半に目覚ましを掛けてその30分前に目が覚めるのは毎年恒例。ホテルの朝はんの時間は少し遅いので近くのコンビニへ調達に。表に出ると風が強くてかなりの寒さ。1時間予報だとこの後さらに気温が下がる予報なのが笑える。こういう悪コンディションの時の方がなぜかワクワクするなあと思いながら速攻で部屋に戻って朝はん。ジョー・ストラマーを聞いたりラジオ体操をしたりしながら準備。9時に宿を出て会場へ。いよてつで。会場まではほんの1キロほどの距離だが、少しでもいろいろと温存する作戦だ。体温とか。脚とか。


ただこの時間になってみると、思ってたより寒くない。日差しが出てきたからだ。荷物を預けて、トイレ行列に並んだらスタートブロック締め切りに間に合わなそうなのであきらめて、割り当てのDブロックに並ぶ。Dブロックの列の右方には日陰を作る木があるが、その日陰よりぎりぎり前方に並べたので日差しを存分に浴びられる。


開会式は、今回も走る愛媛県知事の見事に簡潔な挨拶、市長、ゲストランナー土佐さんの挨拶。といつものようにキビキビ進行したと思ったら、その次の初参加の渋井さん、それまでの人たちから一転こっちが心配になるようなゆっくり口調で、初めて市民マラソンというのに出るけど。朝も早くからトイレに行列して、1時間も前から寒い中スタートの列に並んで、何がおもしろいんや。と言った意味のコメント。笑った。


その後、誘導にしたがい、「道後温泉にゃー。山田屋まんじゅうにゃー。和田ラヂヲにゃー」という猫ひろしの掛け声を右手に聞きながらスタート地点の県庁前の道路に移動。和田ラヂヲを採用した点は評価したい。


ビルの日陰を避け日向に位置取りたいという思惑ひしめく中、10時号砲。私は透明ビニルカッパを着たまま3分30秒のロスでスタートライン追加。


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スタート前。県庁前。

走ってる道中は、

 ・マイボトル作戦。改良(輪ゴムでストラップ)成功。
 ・平田の坂が楽しくてしょうがない。
 ・いずれつく、のプラカードの人、今年は多弁
 ・ゲストの渋井さんが所在なさそうに一人で走ってたので声を掛けた
 ・立岩川から光徳院まで登って右折し下りに差し掛かる手前の風景がきれい
 ・後半トイレで手がかじかんで服装を整えるのに手間取りすぎて笑った
 ・なのに、背中のポケットに桐灰の「はる」を予備で入れておいたことをすっかり忘れてた。
 ・36kmで計画通り黒のメイタン摂取
 ・平田の坂を上って下ってメイタンが効く予定の平田交差点を左折したところでペースアップ。
 ・その直後、本気を出した渋井さんがすごい勢いで追い抜いていくのでついて行く。
 ・ついて行けるはずがない。
 ・それでもキロ5分くらいで走れてる。メイタンが効いてると思った。
 ・41kmからの1キロは4:37/km。メイタンはすごいと思った。
 ・最後ゴールに向かってお濠を渡る左折、電光掲示板を見ると13:49:06。瀬戸際。
 ・それを見て最後のスパート。


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トンネルの応援団

そんな感じで、フルマラソンのラストをフルガスで走れる脚が残ってるなんて出来過ぎ。おれとは思えない快走。タイムもこのコースで一番いいタイムだった。3時間49分53秒(正味 3時間46分20秒)


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フルガス5秒前


いい走りができてただでさえうれしい中、完走タオルをかけてもらい。ハイタッチ攻めを受けさらにうれしい。そしてお接待コーナーに向かい、真っ先にいただくのはいもたき。走りながら食べるのは苦手な自分にとってゴール後の松山青年会議所がふるまってくれる「いもたき」こそが楽しみだった。いもたきの温かさで背骨がしびれる。いもたき最高。寒い日はいもたきに限ると俺の胃袋が思った。それからパスコのパン(うまかった)、JALのスープ(手も温まった)、JA愛媛のおにぎり(喉カラカラでもふっくらしっとり)、ヤマキのスープ(だしが効いてる)、などでおなか一杯。


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いもたき(上)とJAえひめ謹製おにぎり(の入った袋)(下)

着替えるのを忘れて食ってたらさすがに体が冷えてきたので、上着だけ羽織って会場をリーブ。本格的に冷え切ったところで道後温泉に到着。参加賞の入湯券で神の湯につかる。きもちよすぎて何も考えられない。極楽。


職場に愛媛大学から新卒で入ったのが一人いて、たびたび「愛媛に帰りたい」と口にする(本人は東京出身)のだが、よくわかる。自分も愛媛に帰りたい。来年も抽選に当たりますように。


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2017/02/15

2017愛媛マラソン

松山空港に着陸したJALの機内アナウンス、機体を揺らした風が皆様にとっては追い風となりますように、との愛媛マラソン参加者への応援の一言に気を良くして着地した松山は、曇り空で風は冷たい。伊予鉄の路面電車内では、毎年梅まつりの頃に寒波が来てそれから暖かくなっていくという会話が聞こえる。


受付を済ませて、今年は初めて大会前日に行われる開会式に行ってみた。川内選手が出るそうなので。会場は満員ですでに満員で抽選会の抽選券も配布が終わっていたが、川内選手のカレー話が聞けた。


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開会式

一時は週間予報で雪の予報も出ていたので、雪のレース+川内選手という2013年長野マラソンを思い出さざるを得ない展開もあるかと思ったが、天気は大丈夫そう。


毎年お世話になっている国際ホテルにチェックインし、フロントの皆さんから手作り応援みきゃんで歓迎され毎年のことながらうれしくなってしまう。大街道の飯屋で鯛の荒炊き定食を頼んだらすごい迫力。腹ごなしに大街道を往復して宿に戻りゼッケンをウエアにつけて就寝。


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今年の応援みきゃん

翌朝5時過ぎに自然に目が覚める。なんでこんなに目覚めがいいのか。朝食は、例年は前日に買っておいた冷たいおにぎり4個とかだけど、今年はホテルの朝食付き。やっぱ温かくておいしい朝食は元気が出ると思った。


天気は晴れてるが気温は低く強い風が心配だったので冷え対策で念のため腹にワセリン塗布。持参した腹巻を着用するには及ばない感じ。手袋は参加賞のM社製手袋Mサイズが自分の手にジャストフィットで具合がよさそう。持参したのではなくこの参加賞のグローブを着用。荷物受付時間ぎりぎりまで部屋で粘って8時50分会場へ向かう。


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参加賞M社グローブ

スタートの列に並ぶ。Dブロック。日向にいると暖かい。少し列が前に進んで木陰に入った途端に寒い。寒い位置のままスタートセレモニー。市長、知事、ゲストの方、土佐さん、高橋Qさん、みんな話が短くコンパクトで気持ちいい。みきゃんをはじめとするキャラクターの皆さんに送られながらスタート地点の伊予鉄県庁前駅付近に移動。10:00号砲。3分くらいの差でスタートライン通過。1キロほどでさっき出てきたばかりのホテル前を通過。従業員さんが表に出て応援してくれててうれしい。


そのあとざっと42キロくらい走ってゴール。
特筆事項としては、

・15キロ過ぎに先頭を独走する対向車線の川内選手と遭遇したこと。こっち側のランナー(自分含む)が自分のことそっちのけで大声援を送るのに笑った。
・脚が攣らなかった。
・天気が良くて海、山、みかん畑の景色が気持ちよかった。


あと、相変わらずいい応援が多かった。
平田の坂を越えた辺りの「いずれ着く」というちっちゃな手作りプラカードを持って立ってる人が秀逸。男性女装ランナーの通過で笑いが起こる中、ええよ。ええよ。と一人許しを与えるようなじいちゃんの声援もいい感じだった。


ゴールするとそれこそ何十人という中学生か高校生が待ち構えていてハイタッチ攻め。そしてふわふわ厚手の今治タオルを肩に掛けて貰い、記録証、荷物受け取り、青年会議所の芋炊き、pascoのパン、JALのスープと甘酒、JAのおにぎり、ヤマキのキノコがたくさん入った玉子スープ(NEW)。至れり尽くせり。ありがたい限り。


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松山城


ホテルに戻って夕食券をもらったのでホテル内の日本料理店で早い夕飯。おかみさんから「走られたんですか?」と話しかけられしばしの会話。そのあと伊予鉄で移動しこれまた参加賞の入湯券で道後温泉に入ったあと、通りがかりのタオル店のおばあさんに話しかけられ楽しい長話。そういえばお土産の山田屋のまんじゅうを買った店でも「走られたんですか」と話しかけられた。どういうわけかやたら話しかけられる三日間だった。


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応援も走者もお土産屋もダークみきゃん率が高かった

一応、今回は館山若潮マラソンの2週間後で、その館山は脚が攣って練習不足が露呈し、その後もあまり走れてなかったのでタイムは期待できない。とりあえずキロ5分半でいいやと気楽な気分で走った。そしたら5分半ペースで最後まで行けて結果として愛媛マラソン4回のうちの一番良いタイムでゴールできた。何が良かったのか。


脚が攣らなかったのが一番大きい。やっぱりペースを抑えれば脚も攣らないということなのか。これが適正ペースだということか。いやそうではない。とうかそういうことにしたくない。次の長野マラソンではキロ5で走りきりたいのだ。ここはメイタンのサプリメント「2RUN」が効いたのだということにしておきたい。機体を揺らした風が追い風になったのだということにしておきたい。


アサヒの鍋焼きうどんと松山空港の心ひかれる階段の言葉をチェックし、今年も楽しかった。来年も来れますように当たりますように、と念じながら松山をリーブ。



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アサヒの入り口にて


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階段


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2016/09/25

越後湯沢秋桜マラソンに出てきた(2016)

秋桜マラソンはいつも天気が良くて、布団を干すには秋桜マラソンの日に限ると常々申し上げてる次第だが、今年も見事な展開だった。1週間前の週間予報ではばっちり雨だったのに、日に日に秋桜マラソンの日曜日の降水確率が下がっていき、当日はやっぱりいい天気。日差しが痛いほどの秋晴れ。今回で6回目の参加になるが毎回そうだ。ちなみに土曜日は雨まじりの曇り、明日の月曜はまた雨模様だ。


ちなみに昨年はエントリーはしたものの入院して腹を切っていた関係で出場できなかったわけだが、その昨年は噂では雨が降りそうな曇り空だったとのこと。

また、初めて参加したのが2009年だが、その前の年はたしか雨だったとのこと。


だから最初の布団干しの件は、秋桜マラソンは、というより、自分が参加する秋桜マラソンは、といった方が正確だ。どういうことか。歓迎されてるのだろうか。


歓迎されるのはうれしい。今年みたいに暑すぎて具合が悪くなって思ったように走り切れなくても振り返って後で楽しく感じるのはやっぱ天気も関係していると思う。強い日差しを受けて映える山の緑や稲刈り前の田んぼの黄金色の記憶が最後に残る。本当を言えば一度は涼しい曇り空で歓迎されてみたいと思うが、そんな贅沢は言わないと誓った俺だ。

最初の山の方に向かい6.5キロで200メートル登って、それを別ルートから一気に下ってスタート地点に戻り、残りの8キロは温泉街への往復というコースはタイムは期待できないけど変化に富んでいて飽きないし、ペース配分なんかいっちょまえに考えたりしていると楽しい。


タイムは期待できないとか言いつつ、最近わりと調子がいいような気がしてたのでこのコースの自己ベストくらいはと思っていたが、何しろ歓迎されている関係で朝から日差しが強く暑かった。それは予測していたことなので、宿の朝はんでみそ汁を3杯飲むなどして対策したが、これがいかんかったのかもしれない。3キロの給水で水を飲もうとしたがみそ汁がこみあげてきて飲めない。腹が痛い。5キロの給水でも飲めない。やっぱり脇腹が痛い。普段の練習では30分で1リットルの発汗を誇るおれだ。うすうすやばいと感じていたが、下りを終わって一度スタート地点に戻ったところですべてを出し切ったと思い、リタイアを決めた。なんのすべてかというと汗のすべてだ。なぜかというと汗がピタッと止まったのだ。主治医の顔を思い出した。やばいと思った。


リタイアを決めてその場でしばらく15分ほど休み、結局リタイアの仕方がわからなかったのと、腹の具合が急速に回復したこともあって、ゴールまで疲れない程度にジョギングでゴール。いったい何をしてるのか。


あと、前日食べた人参亭のヒレカツがうまかった。
あと、工事現場の柵がトキだった。

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2016/02/11

2016愛媛マラソン

なにか忘れてると思ったらブログを書くのを忘れてた。
今年も愛媛マラソンに出てきた。3回目の出走。


前日。

松山へは羽田から飛行機。2時過ぎに到着。
松山在住の友人が空港に迎えに来てくれていた。高専の旧友。

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南海放送で受付を済ませてゼッケンと参加賞を受け取った。そのあと友人が松山城を案内してくれるというので喜んでついて行った。県庁裏の登山コース。

友人は土木科専攻だった為かあるいは元々城が好きなのか、やたら石垣に詳しかった。そういった意味では自分は機械科なのでどちらかというとリフトに興味がありリフトで登りたかったのだが彼曰くそれは邪道、「登り石垣」を見るためには県庁裏のコースでないといかんということらしかった。

登り石垣は、彼の解説付きで見ると確かに興味深かった。ただそれより、結構な坂道をぐいぐい登り、明日マラソンに参加すると思しきウィンドブレーカーにランニングシューズの連中をごぼう抜きにしていくセーターにサンダルの友人が興味深かった。ついて行くのに必死だった。そう彼は柔道部の頃いくら練習しても疲れない謎の男だった。お前が明日マラソンに出たほうがいいんじゃないか、というと笑っていた。

東雲神社の方から下山し県庁前を通って公園にもどるころは細かい雨のようなものが舞っていて寒かった。

友人と別れ、大街道の銀むすびで明日の朝飯おにぎり4個、薬屋で明日被るためのポリ袋45リットル、などを購入し、宿泊先のホテルに戻って本日の歩数13914歩、距離9.74km、標高132m(松山城)。ちと歩きすぎたと思った。

当日。

6時に目覚ましをセットし5時に起床。いつものことだ。おにぎり4個を食べ、物足りなかったので補給食に持ってきたハチミツを1つなめた。

天気予報では近県に雪だるまのマーク。寒そうだったので上は長そでに昨夜ポリ袋に3か所穴をあけてこしらえた即席ポンチョも被り、耳には耳あて。準備完了。8時50分に部屋を出た。フロントでキーを渡すとフロントの人が「頑張ってくださいね」と言って応援みきゃんをくれた。かなり元気でた。


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応援みきゃん 前と後ろ


伊予鉄の市電の2日券を入手しておいたので惜しみなく市電を使って(一駅)会場へ。すぐに荷物を預けて軽量化の列に並ぶ。結構寒い風が吹いていたが耳あての効果でそれほどでもない。風切り音が聞こえないことも大きい。

スタートの列にゲート締め切りぎりぎりに並ぶ。自分はCブロック。スタートセレモニーが始まるが愛媛マラソンのスタートセレモニーはテキパキと進むから好きだ。ゲストのキューさんのあいさつ。

「まず家族や支えてくれた人たちに感謝の拍手しましょう(パチパチ)。つぎに大会を支える人たちに拍手(パチパチ)。最後に自分に拍手(パチパチ)」「私は後ろからスタートしてみなさんとハイタッチをしますが周りに気を付けて、また記録を狙う人は是非無視してください。」

ちょっと良かった。

カフェインと缶が欲しかったのでスタート10分前にレッドブルを飲んでみる。以前は練習の前とかレッドブルの力を借りることもあったが、腎臓の癌になってから飲むのはこれが初めて。うん、からだに悪そうな味がする。缶というのはこれをを持って走った長野マラソンで右棘上筋の痛み防止効果があった気がしたから。

体調はいい。手術から4か月、年が明けてからほぼ以前のように走れるようになってたし、3週間前の30キロ、2週間前の20キロ、1週間前の10キロも去年の長野の前とあまり変わらないタイムで走れた。もしかして調子がいいのではないかと思っていたのだった。

スタート。ロス3分。
最初の5キロほどは渋滞に逆らわず流れに乗って走る。呼吸も乱れず楽な感じ。調子がいいと思った。

虎が走っていた。ペースが同じくらいだったので近くを走っていた。虎とともに走る(「風とともに去りぬ」のアクセントで)。10キロ手前トンネルの手前のトイレで小用。1分のロスだがこれも予定通り。ついでにここでポリ袋を脱ぎ走り出すと、2キロほどで再び虎に追いついた。やっぱり調子がいいと思った。

北条まで国道は橋の上り下りが連続する。県道に入って中間点までの川沿いも緩やかな上り。その上りが調子よかった。歩幅を狭く回転数を上げると自分ではよくわからないがスピードが上がるらしく何人も後方に消えていく。

中間地点を過ぎもうしばらく登ると今度は下り坂。去年はここで雹まじりの嵐に襲われたが、今年はここで日が差してきた。にわかに暑くなり汗が吹き出してきたのに加え、なんか下りなのにペースが上がらない。おかしい。調子が悪いと思った。

なんだか頭がぼんやりしてきて、JAえひめ北条選果場の給水のポンジュースを飲んでも回復せず、国道に戻って向かい風になったらいよいよいけない。といっても伊予とかけているわけではない。残りまだ15キロもあると思った時点でもうだめだと思った。

そこからは一つ一つの給水所だけが心のよりどころ状態。キロ6分、最後40キロ地点ではキロ7分までペースが落ちつつゴールにたどり着いた。あーつらかった、と思って驚くのは呼吸も乱れてないし脚も痛くないし普通に歩けること。力が余っているんじゃないのか。なんだったんだ。

ゴールすると、今治タオルの完走タオルを肩に掛けてくれる。荷物預け所に向かう通路では、ただ我々をねぎらうためだけに並んで待っていてくれるボランティアの高校生が「お疲れさまでした」と声を掛けてくれる。ありがたくてじーんとする一方、こんなに余力が残っていて申し訳ない。


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かっこつけるダークみきゃん


そのあと、例年選手に無料で振る舞われる充実のサービスコーナーに向かい、JAバンクのお握り、青年会議所の芋炊き、JALのコンソメスープ、敷島パンのパンを一通りいただいた。ほんとありがたい。そして次は地域の販売ブースに移動し、端からとんくりまぶし、キジ肉メンチカツ、ジャコ天、松野焼きなどを買い食いで制してから会場をリーブ。

帰る途中でパン屋の兄ちゃんに声を掛けられホテルについてフロントでも「お疲れ様でした」と言われていい気分。夕食券までもらった。さすが愛媛。夜は参加賞の無料券で道後温泉。いたれりつくせり。ありがたや。


翌日。

反省の意味でもう一度松山城に登った(徒歩)、降りるときだけ念願のリフトに乗って降りた。10時開店に合わせて大街道を歩き、これまた念願の「アサヒ」の鍋焼きうどんを食べた。うわさ通り甘かった。その足で高島屋まで歩き屋上の観覧車「くるりん」を見た。高いところは苦手なので見るだけ。これでほぼ日の「和田ラヂヲのあやしい者ではない」のスポットを一通りクリア。その和田ラヂヲ氏デザインの「坊ちゃんまんじゅう」をお土産に買い求め、夕方帰宅。お土産、職場で好評。


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アサヒの鍋焼きうどんといなり1個

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2015/02/10

2015愛媛マラソンにでてきた

立岩川を上がって中間地点を過ぎて右折したあたりで、なにか小石のようなものが顔に当たったと思ったのだった。それがヒョウないしはアラレだというのはなにか白いものがやたら降っていたのですぐにわかった。雹ないしは霰だというのはすぐにわかった。2回書くのは動物と間違えるといけないので。ドクタースランプと間違えるといけないので。そしてその後の下りに差し掛かったところ、満を持して強い風とみぞれ混じりの雨がやってきた。顔が痛いほど吹き付けてきた。すかさず迷惑にならないよう歩道に横っ飛びで退避して、風にあおられて苦戦しながらビニールを被る。ほんの30分ほど前に陽が照ってきたときにはゴミ箱に捨てようか迷ったビニールポンチョだ。騙されずに腰に挟んでおいてよかった。ビニールポンチョ様さまだ。

コースに戻ってスタートを切ると「大変じゃの」「がんばれ」とその一部始終を見守ってくれてたおじちゃんおばちゃんがおれの出発に声を掛けてくれる。おれはともかく御2人は雨でずぶぬれだよ。2人に会釈し走り出すと、前方にはなんかオレンジのスタッフジャンパーを着た高校生がやたらぴょんぴょんジャンプして「がんばってください!」と絶叫している。そうとう寒かったんだと思う。なんかうれしくなってきて半笑いで隣を見ると並走する走者も半笑いでがんばってる。雨はここから30分くらい続いただろうか、あんまペースは落ちなかったのはさすがだ。2013年雪の長野マラソンの経験者は違うと思った。

そしてさすがなのはそこまでだった。ペースが落ちたのはその後すぐ。まず体が冷えすぎてトイレタイム。それから雨が止んで左折して国道に戻ったら激しく向かい風。冷えて固まった脚もここにきて動かなくなってきて、咳も出てきた。

今回は病み上がりということでかなり弱気の4時間に目標を設定していた。それが抑えに抑えたにもかかわらず前半で7分のできちゃった貯金。おかしいなあと思っていた。それが27キロくらいからみるみるなくなっていく。それでも32キロ地点で手元の時計が2時間55分。いくらなんでも残り10キロ60分は余裕だろうと思って楽観。それがまさか65分かかるとは誰が想像しただろう。しかも計算が間違っていたとは誰が想像しただろう。

結局40キロすぎでなんか賑やかな集団に追い越されたなあと思って、それがまさか4時間ペーサーと愉快な仲間だったと気付くまでにはしばらく計算時間が必要だった。スタートのロスタイムとラストの0.195kmの分を忘れていた計算ミスに気付いたのはその時だった。


愉快な軍団から離されてやけにスペースの空いた独走状態で入ったゴールは結局4時間25秒。なんなのかこの25秒。ネットタイムでは4時間を切ったとはいえ、この25秒がいかんともしがたく俺をしょんぼりとさせる。


昨年は雪で松山にたどり着くまでが一苦労だった愛媛マラソン、今年はJALの始発便をとってみたら10時にはもうすんなり松山に着地しており、「愛媛マラソンに参加される人が無事にゴールできることを祈っている」という意味の機内アナウンスもあり、非常に快適だった。

しかしそのまま前日受付の南海放送に直行してみて、受付開始まで1時間以上あることに気付いた。早く着きすぎてしまった。旅なれた人なら事前に下調べをして有意義な時間を過ごせるのだろうが、自分の本日の予定は「前日受付」のみだ。なにもすることが無い。松山城に登りたいが荷物が邪魔だ。しょうがないので公園をぶらぶらしたり松山城を眺めたりして受付時間を待った。
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受付開始の12時ちょうどに受付会場に行くとかなりの行列になっていたが、列はすぐに進んであっという間に受付できた。ゼッケンを手渡してくれたおばちゃんが、一瞬の間を挟んでにやりとしてから「がんばって、くださいね」と言ったので自分も一瞬の間を作り眉間にしわを寄せ「がんばり、ます」と言ってから笑った。

受付をしてしまうと、あとはまったくすることが無くなった。ホテルのチェックインの時間まで3時間ある。とりあえず会場で鬼北町のキジうどんを食い、荷物をゴロゴロ転がして中古レコード屋をのぞいたり県庁のみかんの生っている木を見たりして歩き回った。ロープウエイ通りを往復し、大街道を往復し、牛丼屋で牛丼を食った。結局3時間も歩き回って疲労したので、ホテルに入って横になったら夜になっていたので、もっかい牛丼屋で牛丼を食って。地元のうまいものを食うのは明日。レース前日は慣れないものは食べないという作戦。いや普段はあまり牛丼を食う習慣の無い俺だった。持参したラジオで和田ラヂヲの聴くラヂヲを聞いて就寝。


翌朝、4時半に自然起床。窓の外に消防車が来てなにかやっている。ボヤがあったようだ。外はまだ暗いが朝飯を食う。会社の人に勧められた切り餅7個だ。うかつにも慣れないものを食ってしまった。しかもまったくものたりない。

7時を過ぎたくらいからやっと外は明るくなってきた。船橋の家に比べて明るくなるのがだいぶ遅い。ウエアにゼッケンをつけて、かっこつけてお腹と四十肩にワセリンを塗って(雨対策)、寒くなりそうなんでロングタイツを選んで履いた。

内股のところが破れているのに気付いたのは出発直前に朝青龍のイメージで四股を踏んでみたときだった。でかく破れて内股が露出している。こんな部分で仮装をするつもりは毛頭なく、あまりの自由闊達さに失格の恐れすら考えられるので、たまたま持参していた短パンに急遽履き替えた。CW-Xのロングタイツ、まだ10回くらいしか履いてないので少々ショック。


スタートブロックに並んで風が吹いて結構寒い。インフルあがりなので一応マスクをしていたが、これ正解。これで寒さが大分違う。スタートして坊ちゃん列車の汽笛を右に見て、宿泊してるホテルの前を通過。ペースをいつもよりキロ30秒遅く設定してるので、気分が相当にラクそれだけでかなり楽しい。楽しいので油断してるとペースが上がる。昨年苦しくなり始めた16キロのあたり、「マイペースマイペース。ゆっくり走れ」と応援してくれたじいちゃんのアドヴァイスを自分は真摯に受け止めるべきだった。

後半の失速は荒天のせいではなく、結局いまの体調に対してオーバーペースだったのだな。昨年も結構な失速だったが今年は昨年なんてものではない過去5回で最も遅いラスト10キロだった。緩いアップダウンが続くコースというのも自分のような効率だけで走る、脚力に難のある人間には厳しかった。最近ではフルの後でもそれほど脚にダメージを感じなくなっている自分でも、今回はゴール後に屈んで靴ひもを解くのに難儀した。

でも今年はゴールで自分の名前を読み上げてくれるのが聞こえた。荷物受け渡しのスムーズさも去年同様で、高校生のなんか普通に「寒い中おつかれさまでした」と言ってくれるそのことばに感激し、お接待コーナーで、いもたき、PASCOのパン、JALのコンソメスープ、JAのおにぎりをいただき、なにしろいもたきとおにぎりの組み合わせが秀逸で申し訳ないことに2杯づつ頂いた。あと、去年はぱっとしないと思っていたみきゃんが今年はかなりいい感じだった。
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そんなわけで、愛媛マラソンはほんとに良い大会だと改めて思った一方、いくら良い大会でも自分のタイムが悪いと楽しさは半減するなあと思ったので、もっと走ろうと思った。


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2014/02/10

2014愛媛マラソン

よりによってこの日かという愛媛マラソン前日の8日土曜日の大雪。金曜日の時点でもう松山行きの予約便が欠航になることが濃厚、半ば絶望半ば気が楽になったような気分でとりあえず荷物だけまとめ、念のため空港で途方にくれているところをインタビューされたときのことに備えて答えを練習し、就寝。


人間の脳は朝の方が冴えるというが、朝5時半に起きたら鉄道で行くという手があるのではないかという四国の素人とは思えない名案を思いつく。調べたところ、朝8時くらいに出れば前日受付の時間に間に合いそう。羽田のフライトインフォメーションを3分置きにリロードしながら松山行き1465便13時20分発の状況をチェック。次々と欠航の情報が増える中、私の松山便は「天候確認中」の保留状態が続く。「勿体をつけるな、勿体を」という次郎長伝の広沢虎造のせりふを真似しながらさらにリロード。8時、「天候確認中」は続く。

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ようやく欠航が確定し家出したのが9時。そんな時間までもぞもぞしていた時点でだめさ加減がかなり高いが、いろんな情報を集めるための関係の充電はばっちりだったので、北総線に飛び乗っていろいろ検討、一番早いのは品川でのぞみ乗り換え。でも羽田欠航組による混雑を予想して新橋下車の新橋チケット購入、東京の窓口も大混雑してるなかロスタイムゼロでとりあえず一番直近発車ののぞみ333号に乗車。


品川。予想に反して羽田流入組は少数。そしてさっそく10分ほどの停車。
続いて新横浜でも長い停車。すでにダイヤから1時間遅れ。小田原で行き落とし作業停車。ツイッターで前日受付時間の延長、それから親切な人が書いている松山にたどり着くための交通情報を知る。

静岡を過ぎて、松山在住高専柔道部の旧友から四国につながる橋全部がストップ、広島から船で来るべし、とのメール。ツイッターの方も同じく広島からの船便が現時点で一番確実との情報。のぞみはようやくペースを取り戻し快調に走る。


なんと乗っていたのぞみ333号は新大阪止まりだった。駅員に聞いて一番早そうなのはさくらだと知り、乗り込む。車内の文字がいちいち大きい。
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山陽新幹線に昼間乗るのは初めて。新神戸から岡山にかけての景色、右側に見える山塊がいい感じ。このころ岡山から松山に行く特急しおかぜがなんとか動いているというツイッター情報。広島か岡山か。心が揺れ動き、頭の中では吾妻光良の名曲GumboDeTwitterが鳴り響いて楽しい。

結局、岡山下車。大混雑の窓口の行列を整理していた駅員さんに聞くと特急しおかぜ、自由席なら私が発券できますとのこと。たのもしい駅員さんから特急券をゲット。40分遅れが自分にジャストなタイミングで超満員の自由車両に滑り込み。15時発車。

そこから半径30センチから動けない満員状態が3時間。駅ごとに列車待ち合わせで10分くらい止まる。ドア開きっぱなしで寒い。飯山線の手動開閉方式の優秀さを再認識するひとときだ。でもときおり窓越しに見える四国のしまなみが秀逸。


今治。降車しようと出てきた小さい子供づれの母親。つづいて70歳くらいの地元のじいちゃん。じいちゃんが母親に聞いて母親は東京から来たと判明。飛行機が飛ばないから急遽鉄道できたという。それをねぎらうじいちゃん。心の壁が無い。そしてじいちゃん、席にお茶を忘れてきたからちょっと道を空けてくれと。それを聞いた相席していた模様のメガネの若者、委細承知とでもいうように「とってきます」と力強く言い、それを聞いていたのかさらに別の若者がすでにお茶をメガネの若者に差し出しているという名場面。


今治で大勢降りてようやく座れた。ここからさらに1時間。松山到着19時半。延長された前日受付も終わっている。思えば家出してから飲まず食わずだ。駅前のカレー屋で野菜カレーと水がぶ飲み。ちょっと楽しみだった伊予鉄の路面電車で宿到着、くたくただったのでもっかい補給の意味で宿の近所のCoCo壱でカレー。知らないものを食って体調を崩してはまずいとおもって。マラソンからもらった券があったけど道後温泉に行く余力もなく宿の風呂に入って23時、一瞬で就寝。


6時起床。四国の日のでは遅い。ようやく明るくなったころに部屋を出て前日受付へ。近いんだけど路面電車に乗るのが楽しくて乗った路面電車が行き先違い。運転手さんが親切で料金受け取らず次の便を案内してくれて感激。受付会場、受付開始時間前だけど混雑。受付時間前だけど、受付してくれた。参加賞を受け取る場所がよくわからずスタッフジャンパーを着たおばちゃんに聞いたらすごく親切。感激しっぱなし。そこらじゅうに案内担当の高校生がいるし、設営担当のようなおっちゃんに質問してもすごい朗らかに答えてくれる。昨日のじいちゃんといい、松山の人の屈託のなさはなんなのか。もうすっかりやられている。


そんでスタートして、アンパンマン、はなちゃん、コリラックマ、イナズマン等と走り、ゴールして、自己ベストには10分ほど及ばなかったけど、コースの景色もきれいだし、給水地点でカップを手渡ししてれる人との距離がやけに近いし、応援してくれる人たちがまったく本気で応援してくれるのにもまいった。松山に住みたくなるじゃないか。


ゴール後一番おどろいたのは預けた荷物の受け取りで、末尾ごとに分かれたテントに10メートルくらいの位置に接近したと思ったらすでに荷物が出てきて朗らかな高校生が「おつかれさまでした」と手渡してくれるそのスムースさ。そしてジェイエーの方が「どうぞ食べてください」と手渡してくれたお結びにはじまり、PASCOのパン、いもたき、JALのコンソメスープ、甘酒、が食べ放題。なんなんだこの至れり尽くせりぶりは。ありがたいじゃないか。


こんないい大会だったのでなんとか自己ベスト3時間40分くらいを目指したけれど、日差しが強くて暑かったせいかカレーの食いすぎか、目標はかなわなかったけど、ほんといい大会だった。

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ゴールした後はくたくた過ぎて登れなかった松山城、一夜あけて次の日の朝に登った。旧友のタケチ君が言うように石垣がすごかった。足のダメージで下り坂、股関節が痛かった。ジャコ天を食って、みかんを買って帰宅。


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